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文藝春秋digital

月刊誌『文藝春秋』の特集記事を中心に配信。月額900円。(「文藝春秋digital」は2023年5月末に終了します。今後は、新規登録なら「月あたり450円から」の「文藝春秋 電子… もっと読む
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#ユーモア

文藝春秋digital読者の皆さまへ、編集長より最後のお願い【「文藝春秋 電子版」1年無料プランのご案内】

5月31日、「文藝春秋digital」はクローズいたします。 これまで「文藝春秋digital」をご愛読いただきまして、誠にありがとうございました。 先にもお知らせした通り、月刊文藝春秋のサブスクリプションは「文藝春秋 電子版」に一本化します。これまで「文藝春秋digital」をご愛読いただいた皆さまには、突然のお知らせになったことを、改めてお詫び申し上げます。 「文藝春秋digital」のサービスが終了しますと、6月から皆さまに最新記事をお届けできなくなってしまいます

ユーモアという政治技術|森下伸也

文・森下伸也(関西大学名誉教授・日本笑い学会会長) ユーモアは取り扱いがむずかしい。笑わそうとして、白けられたり、知らんぷりされたり、愛想笑いされたり、失笑されたり、場合によっては怒りを買ったりする。 笑わされる側もむずかしい。その言葉、冗談のつもり? どういう意味? 寒いんだけど? それで笑えってかい? などなど。冗談というのは、発し手も受け手も、相手の反応を読みにくいものだ。 冗談の成否は、冗談のネタや発し方、発し手・受け手双方のユーモア能力、そして発せられるときの