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『首里の馬』高山羽根子さん「手を縛られても足で書く」|芥川賞・受賞者インタビュー

『首里の馬』高山羽根子さん「手を縛られても足で書く」|芥川賞・受賞者インタビュー

受賞のことば 高山羽根子  この困難な社会情勢の中で、自分ごときがなにを、という思いは強くあります。できることは、今までも、これからも変わらずとても小さなことです。自分の小説の中に書かれている人はいつも、大きなことをしでかしているようでもあり、なんの役にも立たないことをしているようでもあります。  でも、この大変な、たいていの場合においてひどく厳しい世界は、それでも、生き続けるに値する程度には、ささやかな驚異に溢れていると思うのです。ときにはびっくりするくらい美しかったり、

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