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皇室とパンデミック|磯田道史「感染症の日本史」

皇室とパンデミック|磯田道史「感染症の日本史」

国際日本文化研究センター准教授・磯田道史の「感染症の日本史」第6弾。100年前のスペインについては、江戸時代と比べるとはるかに精密な記録が残されている。今回、紹介するのは10代の皇太子であった昭和天皇や、弟宮の秩父宮、総理大臣・原敬のスペイン風邪感染から治癒までの経過である。 磯田氏 皇族の記録は詳細 100年前のスペイン風邪に、皇族や政治家が、どのように感染していったのか? 今号では、それを見ていきます。この頃になると、江戸時代よりも、はるかに精密な記録が残されていま

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“江戸の名君”上杉鷹山の「生活・医療支援」|磯田道史「感染症の日本史」

“江戸の名君”上杉鷹山の「生活・医療支援」|磯田道史「感染症の日本史」

国際日本文化研究センター准教授・磯田道史の「感染症の日本史」第5弾。江戸時代のの「自粛」や「隔離」も、多大な経済的負担を伴った。そんな中、為政者たちはどんな手を打ったのだろうか。今回、紹介するのは「名君」と呼ばれた米沢藩・上杉鷹山の患者支援策である。 磯田氏 強毒化の余地を与えるな 収束に向かっているように見えた新型コロナの流行が、ぶり返し、感染者が再び、増える傾向にあります。本連載では、初回から、歴史の教訓として「第2波・第3波の可能性」を警告しましたが、現実となり、

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