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面子と忖度|藤原正彦「古風堂々」

面子と忖度|藤原正彦「古風堂々」

文・藤原正彦(作家・数学者) 東京五輪の組織委員長である森元首相が、「女性のたくさん入っている理事会の会議は時間がかかる。一人の女性が発言すると次々に発言する。女性の話は長い」という趣旨のことを言った。早速海外メディアに取り上げられ「女性差別」と非難された。これを受けて我が国では、「日本がジェンダー後進国ととられる」とまずメディアが騒ぎ立て、国民がヒステリーを起こし、ついには人民裁判のごとき形で森氏を辞任に追いこんだ。 1980年代の中頃、スタンフォード大学の教授夫妻が拙

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「自民党のおじさん政治をぶっ壊す!」稲田朋美が“わきまえない女”でいたい理由

「自民党のおじさん政治をぶっ壊す!」稲田朋美が“わきまえない女”でいたい理由

旧態依然とした日本の「おじさん政治」。憲法改正で女性候補を増やすしかない。/文・稲田朋美(衆議院議員・元防衛大臣) <summary> ▶︎「失望した」「左に転向したのか」という批判や罵倒の嵐が届く。日本の政治に対する意識がいかに遅れているのかを身をもって感じ愕然としている ▶︎森前会長の「わきまえる」ことを女性の美徳とするかのような一言は、日本への誤解や偏見を固定化する ▶︎日本の現状を打破するために、候補者の一定数を女性に割り当てる「クォータ制」を導入するべきだ 稲田

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私の中にも森さんは住んでいる|大橋未歩

私の中にも森さんは住んでいる|大橋未歩

文・大橋未歩(フリーアナウンサー) 「私の中にも森さんは住んでいる」。これは、森喜朗氏が放った女性蔑視発言を受けて、私が生放送で言ったことである。もし私がマスメディアに身を置いていなければこんなことを言うこともなく、蔑視発言に断固抗議の声を上げたかもしれない。 森氏の発言をニュースで耳にした当初、私はゾッとするような憤りを覚えた。「わきまえろ」ってどういうこと? ニューヨーク・タイムズが報じたとも聞き、日本の恥さらしじゃないかとさえ思った。 しかし、森発言の中身をよくよ

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東京五輪を中止すべき「7つの理由」 犠牲者が増える中での強行開催は人類史の汚点だ

東京五輪を中止すべき「7つの理由」 犠牲者が増える中での強行開催は人類史の汚点だ

感染防止の戦略なくして開催を強行する──これでは亡国のオリンピックになってしまう! 膨らむ国民負担、ワクチン接種の不平等、日本の「賠償責任」……開催すべきではない7つの理由を解説しよう。/文・後藤逸郎(ジャーナリスト) 強行開催は現実逃避 「我々は忍耐と理解を求めざるを得ない」 国際オリンピック委員会(IOC)は1月27日の会見で、東京2020オリンピック・パラリンピック大会について、新型コロナ感染に苦しむ日本人や選手らに開催準備を求めた。中止に傾く日本の世論を諫めるか

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「安倍さんの続投しかない」森喜朗、東京2020と政局を大いに語る。

「安倍さんの続投しかない」森喜朗、東京2020と政局を大いに語る。

「私はオリンピックの直前に83歳になります。いつ倒れてもいつ死んでもおかしくない。だから、残りの人生、オリンピックのため、日本のために奉仕する」。はいかま宣告、そして人工透析……満身創痍の体で憂国の想いを語り尽くした。/文・森喜朗(東京五輪・パラリンピック組織委員会会長) 残りの人生は世のために尽くす  腎機能が低下してしまって、昨年の2月から遂に人工透析だよ。週3日、病院で3時間か3時間半かけてやっている。「大変ですね」とよく言われるけれど、透析をしている時間は“休養”

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