文藝春秋digital

森村誠一「うつ病を乗り越えた夫婦の証明」老人性鬱病、認知症との壮絶な戦い
+3

森村誠一「うつ病を乗り越えた夫婦の証明」老人性鬱病、認知症との壮絶な戦い

老人性うつ病、認知症との壮絶な戦いの日々を夫人が語った。/文・森村千鶴子(森村誠一夫人) 森村千鶴子氏 公演前日に「行きたくないな」 ちょっと、おかしいな。私が主人を見てそう感じるようになったのは5年ほど前のことでした。それまで、とても楽しみにしていた、混声合唱組曲「悪魔の飽食」の公演へ行くのを嫌がるようになったのです。 この曲は、神戸市役所センター合唱団の求めに応じて主人が原詩を書き、池辺晋一郎さんが作曲してくださったもので、25年ほど前から全国各地で公演が開かれるよ

スキ
32
【新連載】ハコウマに乗って|ふしぎなおもち|西川美和

【新連載】ハコウマに乗って|ふしぎなおもち|西川美和

ふしぎなおもち 広島に住む大正14年生まれの伯母は、物忘れが多くなった。 子供がおらず、大学で英語を教えていた夫は20年前、夕餉の卓でおちょこ一杯の日本酒を「美味しいですねえ」と舐めながら眠るように逝き、以後は小さな戸建に一人で暮らしている。 超がつくほどの綺麗好きで、帰省したおり手土産を持って訪ねても、台所の調理台、廊下、家具調度品、何もかもがピカピカに磨かれて、玄関には季節の花が生けられている。90を過ぎても足腰は強く、私が東京に戻ろうとするのを見かけると、ポチ袋に

スキ
16
認知症、心疾患、がん……コロナ時代「健康の新常識」

認知症、心疾患、がん……コロナ時代「健康の新常識」

外出が少なくなるコロナ時代、健康で過ごすには何に気を付ければよいのだろうか。専門医が教える「おさえるべきポイント」。/取材・構成=鳥集徹(ジャーナリスト) <summary> ▶︎【認知症】外出自粛が続くと、認知機能や認知機能を悪化させる「負のスパイラル」に陥る危険性がある ▶︎【心疾患】コロナ太りと不摂生で成人病予備軍が増えている。このままでは数年後に重症化する危険性も ▶︎【がん】コロナの感染がさらに拡大したら、がん診療にも制限がかかるかもしれない 「認知症」が接触減

スキ
15
安直な「睡眠薬」の使用が“廃人”を作る

安直な「睡眠薬」の使用が“廃人”を作る

欧米では危険性が指摘されているBZ系睡眠薬が、日本では高齢者を「落とす」ために使われている。医師によって処方された薬剤の副作用で、数十万人にも及ぶ高齢者の認知機能が落ちているとしたら、あなたは信じられますか?/文・辰濃哲(ジャーナリスト)、坂口直(「医薬経済」編集部記者) 睡眠薬・抗不安薬のベンゾジアゼピン  人生の最終章に差し掛かった大切な時期に、医師に処方された薬剤の副作用によって、人が変わったように認知機能が落ちてしまう。そんな高齢者の被害が数十万人に及ぶかもしれな

スキ
9