マガジンのカバー画像

文藝春秋digital

一流の作家や知識人、ジャーナリストによる記事・論考・ルポルタージュなどを毎日配信。執筆陣のオンラインイベントも毎月開催中。月額900円で記事が読み放題&イベント見放題のサービスで… もっと読む
月刊誌『文藝春秋』の特集記事を中心に幅広いテーマの記事を配信しています。政治家や経営者のインタビュ… もっと詳しく
¥900 / 月
運営しているクリエイター

#安田峰俊

中国の真の姿を見てほしい 薛剣(中国総領事)

「最悪の人権侵害国アメリカ」「中国に内政干渉すべきでない」/薛剣(中華人民共和国駐大阪総領事)、聞き手・安田峰俊(ルポライター) 薛氏(右)と安田氏(左) 「反中報道が充満」――総領事館の公式アカウントとは別に、総領事個人として新たにアカウントを開設した理由は? 薛剣 ソーシャルメディアを通じて対外的に情報を発信することは、現代ではごく普通のPR方法でしょう。接受国である日本国民から中国を正確に理解してもらうのが目的です。総領事館のアカウントは中国政府の公的な情報で、私

スキ
42

中国総領事、吠える 安田峰俊・薛剣

好戦的な戦狼外交官が日本で進める“工作”の実態。/文・安田峰俊(ルポライター)、薛剣(中国総領事) 「台湾独立=戦争」「チベットの農奴主」近年の中国を象徴する「戦狼外交」をご存知だろうか。中国の外交官が挑発的・攻撃的な言動を繰り返す現象のことで、米中対立の激化とともに顕在化した。「中華民族の偉大なる復興」を掲げる習近平のもと、外交官たちは政権に忖度し、ことさら教条主義的な姿勢を示すようになった。 習近平国家主席 戦狼外交は、中国発のコロナ禍が全世界に広がり、新疆ウイグル

スキ
48

習近平「日本料亭の夜」日本人8人が証言する独裁者の素顔 安田峰俊

日本人8人が証言する独裁者の素顔。/文・安田峰俊  (ルポライター) 安田氏 「大きな山みたいな人」「習近平さんはね、非常に印象的だったんですよ。表情がほとんどない。笑うときも、笑っているかいないかわからないくらい。声は低く穏やか、しかし言語明瞭に喋る。ムダな話は一切しない。だから失言はゼロ。しかし、面白い話もしない」 元沖縄県知事の稲嶺惠一(87)は、20年前に見た習の第一印象をそう話す。2001年2月27日、県と友好関係を結ぶ福建省の省長だった習は、同じく友好県省

スキ
31

ウイグル「強制不妊手術」の残虐 エイドリアン・ゼンツ

出産可能な年齢のウイグル族女性3割に強制不妊手術……中国当局が進める「民族浄化」の戦慄の実態を告発する。/文・エイドリアン・ゼンツ(共産主義犠牲者記念財団上級フェロー)、インタビュー・構成=安田峰俊(ルポライター) ゼンツ氏 弾圧問題の根拠「2018年春から、産児制限政策への違反(子どもの産みすぎ)を理由とした、ウイグル族女性の強制収容が急増しました。ある県の2018年の政府活動報告には、過去2年間で自然人口増加率が83%も低下したという記述すらみられます」 「あま

スキ
46

「習近平の個人情報」を盗んだ男たち 中国共産党の「野望と病理」|安田峰俊

デジタル独裁国家の思わぬ弱点を衝いたアナーキーすぎる若きハッカー集団。/文・安田峰俊(ルポライター) 安田氏 最大規模の監視社会 今年7月1日に建党100年を迎えた中国共産党が近年ひときわ腐心しているのが、イノベイティブなIT技術の積極的導入による社会のスマート化と、その技術を国内治安の維持に応用することだ。今年、中国の治安維持予算は1850億元(約3兆900億円)規模に達した。膨大な費用を投じることで構築されたのが、人類史上でも最大規模の巨大な監視社会である。 中国で

スキ
27

「死亡ひき逃げ」ベトナム元技能実習生の告白……追い詰められる不法滞在者の犯罪が急増している

無免許で無保険のクルマ、そして大事故……なぜ彼らはそんなリスクを冒すのか?/文・安田峰俊(ルポライター) <summary> ▶︎昨年12月に茨城県で起きた交通事故。逮捕されたベトナム人不法滞在者ジエウは、無保険かつ車検切れ状態の車両を無免許で運転し、死亡ひき逃げ事件を起こした ▶︎近年、技能実習生や就労目的の留学生を中心に在日ベトナム人の人数は急増し、2020年6月末時点の統計では、在日韓国人の総数にほぼ匹敵する42万415人に達した ▶︎牛久署に勾留中のジエウに接見を申

スキ
13

ブタ約720頭、ニワトリ約140羽……北関東「家畜泥棒」事件の真相

700頭以上の牛豚と無数の鶏は誰が盗んだのか?ベトナム人「群馬の兄貴」アジト潜入で見えた事実。/文・安田峰俊(ルポライター) <この記事のポイント> ▶︎不法滞在者のベトナム人はフェイスブック上に複数の大規模なコミュニティを作っており、約2・5万人が参加している ▶︎2020年の夏以降、北関東一帯では家畜や果物の大規模窃盗が表面化し、世間の関心を集めている ▶︎その主犯格と目されたのが、39歳の“群馬の兄貴”を名乗るベトナム人だったが…… 安田氏 「マフィアの拠点かもし

スキ
21

「香港は習近平に屈しない」周庭だけではない。民主派の若者は立ち上がる

国家安全法制定と同時に強烈な弾圧を開始した中国共産党。8月10日には、周庭(アグネス・チョウ)が当局に逮捕された(その後12日に保釈)。だが、香港には自由と民主主義を求める若者たちが他にもいる。彼らの本音に迫った。/文・安田峰俊(ルポライター) 安田氏 香港史上最年少の立法会議員 「イギリスに着いてから、国会内の香港問題委員会で発言する機会があり、与野党の有力な政治家につながることができた。最後の香港総督だったクリストファー・パッテンにも会った。イギリス政府の香港政策に影

スキ
20

失業、逃亡、集団感染……コロナ・パニックで困窮する北関東の外国人労働者

経済を陰で支える労働力が切り捨てられる──。近年、外国人労働者の増加による国際化が進んでいる北関東一帯。群馬県伊勢崎市、館林市、茨城県結城市……コロナパニックに襲われた街のリアルを追った。/文・安田峰俊(ルポライター) 安田氏 失踪と不法滞在化 2020年4月14日午後3時半ごろ、群馬県佐波郡玉村町で、20代のベトナム人男性HとDが自動車を路肩の境界ブロックに乗り上げさせる自損事故を起こした。 現場は新興住宅街だが、空き区画が多く非常に見通しがいい場所だ。それでも彼らが

スキ
23

「むかわ竜」を発掘した気鋭の学者が見すえる日本の恐竜研究の未来

「恐竜研究の世界に『小林ブランド』がいつの間にか確立している」。日本の恐竜界のレジェンド“ダイナソー小林”はいかにしてつくられたのか?/文・安田峰俊(ルポライター) 世紀の大発見2013年9月、北海道勇払郡むかわ町では、北海道大学総合博物館准教授(肩書は当時)の小林快次(48)を中心とする大規模な化石発掘プロジェクトが開始されていた。 後にカムイサウルス・ジャポニクス(通称「むかわ竜」)と呼ばれる、全長約8m・体重約5tのハドロサウルス科の恐竜を掘り出すことになったのだ。

スキ
18

ルポ・香港デモ「あさま山荘化」する若者たち

今回の香港の抗議運動は、リーダーや統括組織が存在しない。勇武派の戦いも、いわば「ノンセクト・ラジカル」的な若者たちの連帯闘争だ。香港政府は逃亡犯条例を撤回……行き場を失ったエネルギーは中国、そして市民社会からも乖離しはじめた。/文・安田峰俊(ルポライター)

スキ
6

香港動乱・現地ルポ「天安門」へのカウントダウンが始まった

喧噪のなかにある香港の街。自由を求める市民たちが遂に立ち上がった!しかし、中国共産党は「自由」を圧殺する。デモ隊VS.警察隊の先にあるものは……/文・安田峰俊(ルポライター)