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霞が関コンフィデンシャル<官界インサイドレポート>

霞が関コンフィデンシャル<官界インサイドレポート>

日本を動かすエリートたちの街、東京・霞が関。日々、官公庁を取材する記者たちが官僚の人事情報をどこよりも早くお届けする。 ★異例人事に前首相の影 昨年12月25日に発令された異例の人事が外務省内で波乱を呼んでいる。杉山晋輔駐米大使(昭和52年、外務省入省)が退任し、冨田浩司駐韓大使(56年)が就任するというものだ。 12月8日の各社報道も不可解極まりなかった。まだ閣議決定もされておらず、冨田次期大使のアグレマン(承認)も米国側に提出されていない段階での一報だった。 「バ

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菅政権「支持率急落」の裏で——二階、麻生、安倍の策謀

菅政権「支持率急落」の裏で——二階、麻生、安倍の策謀

「桜」だけでなく「菊」までもが政争の具に?/文・赤坂太郎 <summary> ▶︎安倍政権の経済ブレーンたちが執拗に菅の懐刀デービッド・アトキンソン批判を展開している ▶︎麻生と安倍が早期の解散総選挙の必要性で足並みをそろえ、菅の解散先送り戦略を苦々しく思っている ▶︎コロナに加え、「皇女」制度創設をはじめとする国の長期的課題が菅に押し寄せている 「桜」だけでなく「菊」までもが政争の具となるのか? 昨年12月4日夜、東京・赤坂の日本料理屋。副総理兼財務相の麻生太郎と自民

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安倍晋三論【後編】「ふわっとした民意」をつかむ“感動政治”|プチ鹿島

安倍晋三論【後編】「ふわっとした民意」をつかむ“感動政治”|プチ鹿島

7年8カ月超という憲政史上最長の在任期間を終えた安倍晋三前首相。「桜を見る会」前夜祭を巡る問題で、東京地検特捜部は安倍氏の公設第1秘書を政治資金規正法違反の罪で略式起訴した。一方、安倍氏本人は不起訴処分となった。12月24日に急遽開いた記者会見では、事実と異なる過去の国会答弁を謝罪しつつ、自身の関与は繰り返し否定。25日には衆参両院の議院運営委員会に出席し、国会答弁を訂正のうえ陳謝した。まだまだ過去の人にはなりえない「安倍晋三」という政治家について、時事芸人のプチ鹿島さんがあ

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安倍晋三論【前編】“感動政治”はいつ始まったのか|プチ鹿島

安倍晋三論【前編】“感動政治”はいつ始まったのか|プチ鹿島

7年8カ月超という憲政史上最長の在任期間を終えた安倍晋三前首相。「桜を見る会」前夜祭を巡る問題で、東京地検特捜部は安倍氏の公設第1秘書を政治資金規正法違反の罪で略式起訴した。一方、安倍氏本人は不起訴処分となった。12月24日に急遽開いた記者会見では、事実と異なる過去の国会答弁を謝罪しつつ、自身の関与は繰り返し否定。25日には衆参両院の議院運営委員会に出席し、国会答弁を訂正のうえ陳謝した。まだまだ過去の人にはなりえない「安倍晋三」という政治家について、時事芸人のプチ鹿島さんがあ

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「いつまで権力者気取りなんだ…」菅首相が目論む“桜捜査で安倍封じ込め”

「いつまで権力者気取りなんだ…」菅首相が目論む“桜捜査で安倍封じ込め”

再々登板待望論の安倍を襲った「桜捜査」と、そこにチラつく菅の影。/文・赤坂太郎 <この記事のポイント> ▶︎菅首相は早くも安倍前首相の描いてきた航路からの離脱を目論んでいる ▶︎「桜を見る会」を巡るスキャンダルは、菅サイドがNHKや読売新聞に対し、積極的に報じるよう強く促していたという関係者の証言がある ▶︎菅首相は周囲に「安倍氏はいつまで権力者気取りなんだ」と吐き捨てたという 暗闘の結果 「安倍政権の継承が私の使命」 そう言い切って日本の操舵輪を簒奪した首相菅義偉は

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菅義偉が安倍晋三に「次の総理はあなたしかいない」と告げた日

菅義偉が安倍晋三に「次の総理はあなたしかいない」と告げた日

2012年12月。民主党政権下で下野していた自民党は解散・総選挙の結果、294議席を獲得し、3年3カ月ぶりに政権を奪取した。当時、総理の座に就いたのは安倍晋三。2007年以来となる“再登板”だった。その後、安倍政権は7年8カ月にわたって続いたが、政権発足以降、内閣官房長官として総理を支えてきた菅義偉氏が、「安倍政権の6年」を振り返った手記をあらためて公開する。 “あきらめムード”に危機感 民主党政権末期、わが国は非常に厳しい状況にありました。構造的な少子高齢化に加え、経済

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都医師会長の警告 「無為無策」「責任回避」の安倍政権が日本を壊す

都医師会長の警告 「無為無策」「責任回避」の安倍政権が日本を壊す

いったんは収まる気配をみせていた新型コロナウイルスが、猛威を振るい始めた。7月に入って東京都の1日当たりの感染者数は瞬く間に300人台に達し、事態は深刻化するばかりだ。 緊急事態宣言を解除して以降、経済優先策に舵を切ったかにみえる政府だが、具体的な感染防御策となると一向に見えてこない。東京で蔓延すれば日本全国に飛び火するのは目に見えている。にもかかわらず政府から発せられるのは「三密の回避」の掛け声ばかり。 東京都医師会の尾﨑治夫会長は、「このままでは、日本は大変なことにな

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内閣総理大臣・安倍晋三インタビュー「失敗が私を育てた」

内閣総理大臣・安倍晋三インタビュー「失敗が私を育てた」

日韓関係、憲法改正、社会保障、ポスト安倍……残り2年で何をなすか。現在の心境を語り尽くした。/文・安倍晋三(内閣総理大臣)、聞き手・田﨑史郎(政治ジャーナリスト) 今もチャレンジャーの気持ち ――安倍総理は11月20日、憲政史上最長の在任期間に達します。今、どのようなお気持ちですか。 安倍 第1次政権(6年9月〜7年9月)は私が体調を崩した結果、1年間の短命に終わりました。その影響もあって、福田(康夫)総理、麻生(太郎)総理には不安定なまま政権を渡してしまった。ともに1

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深層レポート 安倍晋三VS.文在寅「激突900日」

深層レポート 安倍晋三VS.文在寅「激突900日」

約4年前、日韓両国は歴史的な「慰安婦合意」に漕ぎ着けたはずだった。その後、韓国では保守の朴槿恵政権が倒れ、進歩(革新)の文在寅政権が誕生。革命的政権であり、日韓関係を危惧する声も出たが、当初、安倍は「(文在寅とは)意外に対話できるかも」と漏らしていた。だが、その後の日韓関係は急速に冷え込んでいく。一体、何があったのか。総理を最も知る記者が書いた日韓首脳の攻防「全記録」/文・岩田明子(NHK解説委員) なぜ急速に関係は冷え込んでいったのか  今年9月25日、国連総会にあわせ

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赤坂太郎<政界インサイドレポート>安倍と山口「改憲」「勇退」の同床異夢

赤坂太郎<政界インサイドレポート>安倍と山口「改憲」「勇退」の同床異夢

奇しくも同時期の勇退がチラつきはじめた自公トップ。だがその道は……