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感冒が流行した1820年に“時短営業”も“定額給付金”もあった|磯田道史

感冒が流行した1820年に“時短営業”も“定額給付金”もあった|磯田道史

国際日本文化研究センター准教授・磯田道史の「感染症の日本史」第4弾。新型コロナで最も参考になるのは100年前のスペイン風邪だ。しかし今回はもう少し前、江戸時代の古文書の世界へ。滝沢馬琴が詳細に記録した200年前の「感冒」の大流行から見えてくるものとは? 磯田氏 江戸時代に「感冒」が大流行 我々は、いまなお新型コロナのパンデミックのただ中にいます。 第1波の峠は越えましたが、ウイルスのRNAは国内で宿主を渡り歩いています。今は人間行動・気候・ウイルス感染力の三者間の微妙

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「『大名倒産』は書きたかったことに真正面から取り組んでいます」浅田次郎さんインタビュー

「『大名倒産』は書きたかったことに真正面から取り組んでいます」浅田次郎さんインタビュー

幕末を舞台に若き殿様の活躍を描く『大名倒産』(12月6日発売)。「江戸もいまも人間は変わらない」と語る浅田氏に、この小説にこめた思いを聞いた。 ──新作『大名倒産』は、幕末の江戸時代を舞台に財政赤字に苦悩する若き殿様の活躍を描く時代小説です。小説の冒頭で、ご自身が幼い頃に見かけた「江戸時代生まれの老人」の話が出てきます。この思い出を踏まえて、「これから始まる話はさほどの昔話ではない」と書かれたことで、物語がぐっと身近に感じられます。 浅田 幸か不幸か明治維新というコペルニ

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浅田次郎さん最新小説『大名倒産』の執筆裏話! 担当編集が語る泣きどころ、笑いどころ

浅田次郎さん最新小説『大名倒産』の執筆裏話! 担当編集が語る泣きどころ、笑いどころ

『文藝春秋』で連載していた浅田次郎さんの小説「大名倒産」が、ついに単行本化されました。連載中から反響続々だった笑いと涙の経済エンターテインメント! 浅田さんが本作を執筆する際の“裏バナシ”を、担当編集者2人が時別に明かします。小説と合わせてぜひお楽しみください! 浅田次郎の鉄板ネタ 司会 『大名倒産』は月刊文藝春秋2016年4月号~19年9月号に連載されていました。そして、いよいよ単行本(上下巻)が12月6日に発売されます。刊行にあたって、雑誌で連載を担当していた「ゆとり

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