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【立花隆「知の巨人」の素顔】私とは波長が合わなかった「形而上学論」|佐藤優

【立花隆「知の巨人」の素顔】私とは波長が合わなかった「形而上学論」|佐藤優

文・佐藤優(作家・元外務省主任分析官) 佐藤氏 「形而上学を一切認めない」知の巨人で、無類の読書人であった立花隆氏が4月30日に亡くなった。とても残念だ。同時に一つの時代が終わったことを実感する。少し大げさな言い方をすると近代の終焉だ。私は立花氏を客観性と実証性を重視する近代を代表する知識人と考えている。 立花氏の仕事は、政治、思想、哲学、生命科学、宇宙、サル学、ガンなど多岐にわたる。いずれの分野においても立花氏は、客観性と実証性を重視する。対して私は、客観性や実証性は

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