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短歌――山階基【全文公開】

餃子の夢 音楽は鳴り終えている起き抜けのぼやけた窓を雨はくすぐる 大ぶりなポストに缶を並べたら夜風にやられそうなパーティー 泣きながら打ち明けるときねこじゃらし引き抜くような手ごたえがくる いたずらと言っておんなじ水玉を穿いてきやがるでかい水玉 幼いきみはわたしのあとを夢らしく餃…