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“江戸の名君”上杉鷹山の「生活・医療支援」|磯田道史「感染症の日本史」

“江戸の名君”上杉鷹山の「生活・医療支援」|磯田道史「感染症の日本史」

国際日本文化研究センター准教授・磯田道史の「感染症の日本史」第5弾。江戸時代のの「自粛」や「隔離」も、多大な経済的負担を伴った。そんな中、為政者たちはどんな手を打ったのだろうか。今回、紹介するのは「名君」と呼ばれた米沢藩・上杉鷹山の患者支援策である。 磯田氏 強毒化の余地を与えるな 収束に向かっているように見えた新型コロナの流行が、ぶり返し、感染者が再び、増える傾向にあります。本連載では、初回から、歴史の教訓として「第2波・第3波の可能性」を警告しましたが、現実となり、

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感冒が流行した1820年に“時短営業”も“定額給付金”もあった|磯田道史

感冒が流行した1820年に“時短営業”も“定額給付金”もあった|磯田道史

国際日本文化研究センター准教授・磯田道史の「感染症の日本史」第4弾。新型コロナで最も参考になるのは100年前のスペイン風邪だ。しかし今回はもう少し前、江戸時代の古文書の世界へ。滝沢馬琴が詳細に記録した200年前の「感冒」の大流行から見えてくるものとは? 磯田氏 江戸時代に「感冒」が大流行 我々は、いまなお新型コロナのパンデミックのただ中にいます。 第1波の峠は越えましたが、ウイルスのRNAは国内で宿主を渡り歩いています。今は人間行動・気候・ウイルス感染力の三者間の微妙

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磯田道史「続・感染症の日本史」  新型コロナ“第2波”は秋冬にやってくる

磯田道史「続・感染症の日本史」  新型コロナ“第2波”は秋冬にやってくる

これまで終息しなかったパンデミックは存在しない。われわれがやるべきことは、歴史がすでに答えを出している。それをもとに、終息までのロードマップを描くべきだ。/文・磯田道史(国際日本文化研究センター准教授) 磯田氏 第1波がいつまで続くか 新型コロナの流行は、今後どうなるのか。歴史の経験から“終息までのロードマップ”のイメージを考えるのは、無駄ではありません。“新型=未知のウイルス”である以上、完全な予測は不可能ですが、過去の感染症の歴史は、やはり参考になります。 本稿執

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御厨貴×片山杜秀「安倍政権は『桂園時代』(歴代2位)に似ている」

御厨貴×片山杜秀「安倍政権は『桂園時代』(歴代2位)に似ている」

歴代1位から4位まで長州出身者。これは驚くべきこと。官邸主導という安倍「歴代最長政権」誕生は、「平成年間の政治改革」の悲しい帰結である/御厨 貴(東京大学名誉教授)×片山杜秀(慶應義塾大学教授) 最大公約数を求めていない 御厨 安倍首相の通算在職日数が、11月20日に、桂太郎(2886日)を抜き、歴代1位になります。「長きがゆえに尊からず」と言うように、長さだけで政権評価はできませんが、この「歴代最長政権」誕生の裏にはそれなりの理由があるはずで、その功罪も含めて片山さんと

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