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迫り来る医療崩壊 「命の選別」が始まる

迫り来る医療崩壊 「命の選別」が始まる

新型コロナウイルス患者への対応でひっ迫する医療現場。「高齢者から人工呼吸器を外すべきか?」。医師たちが直面する「究極の倫理」とは。/文・河合香織(ノンフィクション作家) 河合氏 医療資源は限られている新型コロナウイルスの感染拡大により、医療はひっ迫しつつある。その要因のひとつは院内感染だ。 「今、私は自分のPCR検査の結果を待っています」都立墨東病院の最後の砦・救命救急センターの閉鎖が決まった翌日の4月22日、同センター部長である濱邊祐一医師は口を開いた。医師7人の感染

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【現場医師からの報告】新型コロナ肺炎を好転させたある既存薬の「効果」

【現場医師からの報告】新型コロナ肺炎を好転させたある既存薬の「効果」

「新型コロナウイルス感染症」感染拡大にあたって、感染者の受け入れ施設として指定された病院のひとつが、神奈川県立足柄上病院である。ICD(インフェクションコントロールドクター)である岩渕敬介医師を中心に、急きょ感染症病棟担当のチームが編成され診療に当たることとなった。 神奈川県立足柄上病院は、20の診療科を持つ基幹病院。県内に8つある第2種感染症指定医療機関の1つでもあり、296床のうち6床が麻疹や結核など空気感染を起こす感染症に対応できる「陰圧病棟」内にあり、感染症病床とし

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