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生身の人間が作る映画だから……|湯櫻

生身の人間が作る映画だから……|湯櫻

文・湯櫻(通訳・映画制作者) 私は中国上海で生まれ、4歳で日本にやって来た。両親が共働きだったせいか、子供の頃から映画ばかりを見ていた。大学生になると、タダで映画が見られるという不純な動機から、映画祭の通訳スタッフになった。そこで多くの映画制作者に出会い、「映画は生身の人間によって作られている」という当たり前のことに気づいた。映画と改めて出会い直したような気がした私は、この豊かな世界の一員になりたいと強烈に思った。一介の映画ファンが映画制作へと足を踏み出して、今日に至る。

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