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『文藝春秋digital』2022年6月ラインナップ

■会員限定イベント●6月8日(水) ・新庄剛志「薬物使用」の過去 抜き打ち検査で「陽性」も、詳細は伏せられ、その年に引退―― 鷲田康(ジャーナリスト)+本誌取材班 ●6月10日(金) ・プーチンが最も殺したい男の告白 M・ホドルコフスキー(オリガルヒ・石油会社「ユコス」元代表)「ウクライナ侵攻は彼の個人的な動機から始まった」 ・「性暴力」私は負けなかった 卜田素代香(仮名)「暴行後『証拠が残るからシャワーを』と男が強いてきました」 ・新連載 外事警察秘録②「日本赤軍との闘い

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塩野七生「日本人へ」 本を読んでいた政治家

塩野七生(作家・在イタリア)  中曽根康弘元首相に初めて会ったのは、30年以上も昔の話になる。その頃のある一日、後藤田官房長官へのインタビューで首相官邸にいた。鬼の、なんていう形容が嘘に思われるくらいに愉しいインタビューが終った後で、官房長官殿はまるで命令するように言った。「いるようだから会って行ったら」それで藤波官房副長官に連れられて首相の部屋に行ったのだが、一足ちがいで総理は砂防会館内にある事務所に向ったという。実直な藤波さんは当然のように官邸を出て砂防会館に向うので、

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