文藝春秋digital

悲劇を乗り越え大統領に ジョー・バイデン「たくましき男」の履歴書|藤崎一郎

悲劇を乗り越え、米大統領の座に就いた男の強みと弱み。/文・藤崎一郎(中曽根平和研究所理事長・元駐米大使) <summary> ▶バイデン大統領は、にこやかで常識的な人であるが、波乱万丈の人生を歩んできた古つわもの ▶議会の大ベテランだが、寝業師的な政治家でなく、表裏の無い人として知られて…

コロナワクチン接種 アメリカの失敗「ラスト・ワンマイル問題」に日本が学べること

ワクチン供給は大混乱。予約するまでが大変だ。/文・神谷秀樹(投資銀行家) <summary> ▶︎ロジスティクスは一般に、現場に接近すればするほど小分けになり人手がかかり困難さが増す。つまり最後の1マイルが難しい。米国のコロナワクチンは典型的な「ラスト・ワンマイル」問題に直面した ▶︎それ…

「まるでGHQだ」3・11のトモダチ作戦に隠れた攻防……その時米軍は「日本再占領」に動い…

トモダチ作戦に隠れた熾烈な攻防戦──10年後に明かされた驚愕の真実!/文・麻生幾(作家) ▶︎アメリカ軍は震災発生の直後から救助や生活支援の作戦を展開していた。だが、それとはまったく別のところで、密やかな“日米の熾烈な攻防”があった ▶︎「BCAT横田調整所」のチームは、日本がアメリカ…

船橋洋一の新世界地政学 「人が政策」バイデン政権のアジア戦略

今、世界では何が起きているのか? ジャーナリストの船橋洋一さんが最新の国際情勢を読み解きます。 政権交代のたびに政治任用者が大挙して政権入りする米国はどこにもまして「人が政策(Personnel is policy)」である。バイデン政権ではどんな人が、外交・安保政策、なかでもアジア政策をつくるの…

船橋洋一の新世界地政学 米国の“同盟カントリー・リスク”

今、世界では何が起きているのか? ジャーナリストの船橋洋一さんが最新の国際情勢を読み解きます。 バイデン次期米大統領は、米国の世界への再関与と同盟重視を新政権の最重要外交課題に掲げている。バイデンは大統領選挙中、トランプ大統領の同盟軽視が米国の国際的な地位と影響力を著しく損なった…

コロナ下で読んだ「わたしのベスト3」 疫病というメタファー|手嶋龍一

コロナ・ウイルスは、尊い人命を奪い去り、大統領選びにも影を落として合衆国に深い亀裂を生じさせた。南北戦争の危機に直面したリンカーンは「分かれたる家は立つこと能わず」と訴え、祖国の分裂を避けるためなら、至高の信念である奴隷解放の歩みさえ遅らせた。だが、異形の大統領トランプは、リンカ…

コロナ下で読んだ「わたしのベスト3」 米社会の「ファンタジー」|橘玲

トランプ時代のアメリカは、「なぜこんなひどいことになったのか」という疑問や不安にこたえようとする野心的な著作を生みだした。 ネットワーク論の世界的権威クリスタキスは『ブループリント』で、該博な知識を縦横無尽に駆使して「人間の本性」を検証した。その結論は、目の前の暗鬱な出来事にもか…

手嶋龍一さんが今月買った本10冊の本

トランプ治世への警告 本稿が刷りあがる頃には、米大統領選挙の結果が判明しているはずだ。だが開票を巡って訴訟合戦となり混乱に陥っているかも知れない。たとえどんな結果になろうと、トランプが米国の民主制に負わせた傷は深く、容易には癒えないだろう。異形の大統領は、「ジャスティス」の旗を掲…

武田徹の新書時評|過渡期にあるアメリカ

評論家・専修大学教授の武田徹さんが、オススメの新書3冊を紹介します。 この稿が読まれる時には第46代米国大統領が決まっているはずだ。だが、現職トランプ勝利で更に加速度をつけるか、民主党が政権奪還して別方向に切ろうとする舵に抵抗する惰性として残るかの違いこそあれ、米国の現勢がその未来…

“有効性95%”コロナワクチン被験者に訊く25の疑問。「注射は何回?」「どんな症状が?…

新型コロナウイルスのワクチン開発に世界的な期待が高まる中、11月18日にアメリカ製薬大手ファイザー(Pfizer)が「臨床試験(治験)が完了した」と発表した。同社によると、ワクチンの有効性は95%。深刻な副作用もなく、今後、当局に緊急認可申請を行なっていくという。 現時点で、コロナワクチンの…