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文藝春秋digital

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#文藝春秋2021年7月号

『文藝春秋digital』2022年6月ラインナップ

■会員限定イベント●6月8日(水) ・新庄剛志「薬物使用」の過去 抜き打ち検査で「陽性」も、詳細は伏せられ、その年に引退―― 鷲田康(ジャーナリスト)+本誌取材班 ●6月10日(金) ・プーチンが最も殺したい男の告白 M・ホドルコフスキー(オリガルヒ・石油会社「ユコス」元代表)「ウクライナ侵攻は彼の個人的な動機から始まった」 ・「性暴力」私は負けなかった 卜田素代香(仮名)「暴行後『証拠が残るからシャワーを』と男が強いてきました」 ・新連載 外事警察秘録②「日本赤軍との闘い

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世界経済の革命児 アルバート・ブーラ(ファイザーCEO)|大西康之

ジャーナリストの大西康之さんが、世界で活躍する“破格の経営者たち”を描く人物評伝シリーズ。今月紹介するのは、アルバート・ブーラ(Albert Bourla、ファイザーCEO)です。 アルバート・ブーラ 獣医師から経営トップに上り詰めた男の決断が世界を救う変異株による感染爆発が収まらないインドや、ワクチン接種が遅々として進まない日本を除けば、世界各国ではワクチン接種が急ピッチで進み「コロナ制圧」に向かっている。ワクチンの量産に最も早く辿り着いたのは、前号まで紹介してきた独ベ

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詩|御徒町凧

吹き溜り空き缶とか たまにフライパンとか 乗り捨てられた自転車とか そこに絡みつく 雑草とか そういえば 高校を辞めた甥っ子がバーで働いて たまにくれるLINE いつのまにか朝がきて 猫に甘噛みされる これまで生きてきた 自分という殻

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俳句|須川久

梅雨の底神鏡の曇りて映る梅雨の底 実梅落つ神狐威厳の耳を立て 十薬や遺産分割手続きす 蛇苺踏めば堅気でなき匂ひ クレヨンにほのかな熱のある皐月 黒南風(くろはえ)や一対一の調味料 ところてん見送るなんて苦手だわ

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短歌|平岡直子

白夜弟の婚姻届けに署名したわたしはサインポールにみえる? オリンピック、虫の頭に詰まってるいろとりどりの紙屑をみて 地下街はしばらく続く 太い線 細い線 目に飛び込んでくる バレリーナたちの手足が暗がりでからまりあっているビオトープ でもわたし途中で寝ちゃったんですよ 会話はいい霧とわるい霧 月面にでこぼこがある月面にでこぼこがあるきみに噛みつく 紫陽花のほかのすべてがモノクロのわたしの人生は点つなぎ

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父との距離感|杉山愛

著名人が父親との思い出を回顧します。今回の語り手は、杉山愛(元プロテニスプレーヤー)です。 父との距離感私は、母よりも父に似ている。 母は発想や行動が柔軟なタイプで、新しいこともすぐにキャッチアップして自分のものにしてしまう人だ。常に前へ前へ行こうという、大きなエネルギーに満ち溢れている。一方の父は真面目にコツコツと頑張るタイプ。現在は引退しているが、父は歯科医だった。自身の歯科医院を開業後も専門知識の勉強を絶やさず、医師向けの講習を受けにいったりしていた。常に自分を磨い

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私の応援団長|はな

著名人が母親との思い出を回顧します。今回の語り手は、はなさん(タレント・モデル)です。 私の応援団長5人姉妹の4番目に産まれた母。父親が中国人、母親が日本人のハーフで、子供の頃は「中華街の美人5人姉妹」と呼ばれていたそう。娘の私から見ても、おばも母もみんな美人でスタイル抜群。今年74歳になる母は週3回、近所のバレエ教室に通っています。トウシューズを履いてクルクルと回っている動画を見せてくれたり、実家に帰ると180度の開脚スタイルで迎えてくれる母は、いくつになっても元気で陽気

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日本語探偵 【す】「スピッツさん」から「団体名+さん」を考える|飯間浩明

国語辞典編纂者の飯間浩明さんが“日本語のフシギ”を解き明かしていくコラムです。 【す】「スピッツさん」から「団体名+さん」を考える ノンフィクションライターの小泉カツミさんが、ネットの「現代ビジネス」に小事件を報告していました(4月30日付記事)。音楽番組で、女優・歌手の上白石萌歌(かみしらいしもか)さんが、自身もファンであるバンドのスピッツと共演を果たした。上白石さんは〈スピッツは、私にとって神様的存在〉と大喜び。ところが、ネット上では〈スピッツさんじゃねえのかよ〉などと

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スターは楽し ソフィア・ローレン|芝山幹郎

自生した果実の「無敵」ジーナ・ロロブリジダ、シルヴァーナ・マンガーノ、ソフィア・ローレン、クラウディア・カルディナーレ。第二次世界大戦後、イタリアからは豪快な……もとい、豪華なスターが続々と登場した。 いや、「豪快」と呼ぶほうが、むしろ適切かもしれない。見た目の華やかさはいうまでもないが、彼女たちは、肝っ玉の据わり方が尋常ではなかった。 なかでもソフィア・ローレンの迫力は圧倒的だ。10代の私は、スクリーンの彼女を見て無敵だと思った。 174センチの長身。力強く突き出た胸

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数字の科学 ミューオンの寿命|佐藤健太郎

サイエンスライターの佐藤健太郎氏が世の中に存在する様々な「数字」のヒミツを分析します。 ミューオンの寿命=45万分の1秒ミューオンという言葉をご存知だろうか。電子や陽子などと並び、この世界を構成する最も基本的な粒子(素粒子)の一つなのだが、核物理学の専門家でもない限りまず耳にする機会のない代物だろう。 ミューオンは、宇宙線が空気の分子に当たることで発生する。我々の体には一晩で100万回ほどミューオンが当たっているが、ほとんど何事もなく貫通してしまい、気づくこともない。そし

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丸の内コンフィデンシャル〈財界インサイドレポート〉

日本の経済の中心地、東京・丸の内。敏腕経済記者たちが“マル秘”財界情報を覆面で執筆する。 ★新会長の手腕「財界総理」と呼ばれる経団連の中西宏明会長(日立製作所前会長)はリンパ腫が再発したため、6月1日の定時総会で交代。新会長には住友化学の十倉雅和会長が就任した。 任期途中での退任は初めての事態だが、経団連には新会長を選ぶ際、明確な基準がある。副会長経験者、出身企業で社長または会長、製造業出身であることの3つだ。 ポスト中西の候補者の条件を満たすのは、現職の副会長では、日

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蓋棺録<他界した偉大な人々>

偉大な業績を残し、世を去った5名の人生を振り返る追悼コラム。 ★河合雅雄 霊長類研究者の河合雅雄(かわいまさを)は、ニホンザルやゴリラの観察を手掛かりに、人間が誕生した秘密に挑戦し続けた。 1950年代、宮崎県沖の幸島に生息するニホンザルの観察に参加する。いくつも発見があったが、最も驚いたのは餌を水で洗う「イモ洗い」をするサルが登場し、その行為が他のサルにも普及したことだった。「私たちはサル文化と呼んでいました」。 24(大正13)年、兵庫県の篠山町(現・丹波篠山市)

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霞が関コンフィデンシャル<官界インサイドレポート>

日本を動かすエリートたちの街、東京・霞が関。日々、官公庁を取材する記者たちが官僚の人事情報をどこよりも早くお届けする。 ★「チーム菅」の正念場コロナ禍と支持率低下にあえぐ菅義偉政権。だが発足から9カ月近くが経ち、官邸の事務体制が財務省と外務省主導でようやく固まってきた。 今年1月に政務秘書官として招聘した寺岡光博秘書官(平成3年、旧大蔵省入省)が、まがりなりにも内政の司令塔としての役割を担いつつある。 寺岡氏は本省の太田充事務次官(昭和58年)とも連携し、コロナ対策など

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佐藤優のベストセラーで読む日本の近現代史『入門マクロ経済学 第6版』 中谷巌・下井直毅・塚田裕昭

「経済理論入門」と「現状分析」を兼ね備える名著 政府は、5月14日の経済財政諮問会議で、財政の健全化目標について議論した。 〈民間議員は国と地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)を2025年度に黒字化するとの従来目標を「堅持すべきだ」と提言した。政府は6月にもまとめる経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)に盛り込むが、その実現性には険しさが増す。/(略)PBは財政の健全性を示す指標の一つで、社会保障や公共事業といった政策経費をどのくらい税収でまかなうことがで

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