文藝春秋digital

佐久間文子さんの「今月の必読書」…『クララとお日さま』

AI搭載の人工親友が導く歪んだ世界カズオ・イシグロの6年ぶりの新作『クララとお日さま』は、ノーベル文学賞受賞後の第1作ということもあり、世界同時発売されて話題を集めている。 シンプルなタイトルは童話めいた印象を与える。ショーウィンドーに並ぶクララに目を止めたジョジー。からだの弱いジョ…

数学の苦手な少年はなぜ世界トップ級のAI研究者になれたか|伊田欣司

数学の苦手な少年が世界トップ級の研究者へ。/文・伊田欣司(ノンフィクションライター) <summary> ▶︎小津野は世界のAI研究をリードするグーグル、ディープマインドの研究員たちとパリで共同研究に取り組み、ニューリプスでプレゼンテーションの栄誉を勝ち得た論文で大きな役割を果たした ▶︎…

孫正義が描くAI革命という「新しい地図」

「AI革命への投資会社になる」 11月9日、ソフトバンクグループの孫正義会長は決算発表の場でこう語った。2020年4~9月期の純利益は前年同期比約4.5倍の1兆81800億円と過去最高を記録。1兆3600億円という巨額赤字を出した2020年3月期決算からV字回復を果たした。孫氏は「AI革命」に向けてどんな戦略を…

AIでくずし字を読む――カラーヌワット・タリン

文・カラーヌワット・タリン(人文学オープンデータ共同利用センター特任研究員)  江戸時代以前の古典籍や古文書などを合わせると、日本には1億点以上の文字史料が現存しています。これだけ膨大な数の史料が残る国は、世界的にみても非常に稀です。  ただし、それらの貴重な史料は十分に活用され…