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#医療崩壊

『文藝春秋digital』2022年6月ラインナップ

■会員限定イベント●6月8日(水) ・新庄剛志「薬物使用」の過去 抜き打ち検査で「陽性」も、詳細は伏せられ、その年に引退―― 鷲田康(ジャーナリスト)+本誌取材班 ●6月10日(金) ・プーチンが最も殺したい男の告白 M・ホドルコフスキー(オリガルヒ・石油会社「ユコス」元代表)「ウクライナ侵攻は彼の個人的な動機から始まった」 ・「性暴力」私は負けなかった 卜田素代香(仮名)「暴行後『証拠が残るからシャワーを』と男が強いてきました」 ・新連載 外事警察秘録②「日本赤軍との闘い

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インドの“世界最悪”コロナ感染爆発はこうして起きた

治療されず、火葬も追いつかない“この世の地獄”。/文・広瀬公巳(NHK元ニューデリー支局長) <summary> ▶インドがウイルスの猛威を許した第一の原因は、医療体制の不備 ▶とりわけ極限の「3密状態」が生まれたのが、クンブメーラという名のヒンドゥー教の沐浴の祭典 ▶人道援助として、感染症対策として、さらには外交戦略として、いずれの意味においても、いま窮地に立っているインドへの支援を惜しむべきではない インドはいまどんな状況にあるのか 現在インドでは、新型コロナウイルス

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【医療現場報告】絶望の「重症者病棟」から——「どう? 診れる?」「正直、無理です」

「正直無理です」。ゴールが見えない闘いのなか、現場は疲弊している。/ 文・岡秀昭(埼玉医科大学総合医療センター総合診療内科・感染症科教授)、聞き手・河合香織(ノンフィクション作家) <summary> ▶︎重症者の受け入れについては、医療崩壊が起こっていると判断していい状態 ▶︎患者の希望を踏まえて入院の振り分けをする“自然なトリアージ”がおこなわれている ▶︎コロナ患者を日常的に診ている医師とそうではない医師の間で、状況判断にズレや分断が起こっている 岡氏 重症者の治

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徹底討論 「医療逼迫」犯人は誰だ|米村滋人×舛添要一×宮田俊男

世界一の医療資源がありながら、なぜ治療が受けられないのか。/米村滋人(東京大学大学院教授・内科医)×舛添要一(元厚生労働大臣・元東京都知事)×宮田俊男(早稲田大学理工学術院教授・医療法人DEN理事長) <summary> ▶︎日本は、病院同士の連携が弱く、しかも行政が介入する余地が小さい。そんな中でコロナが直撃した ▶︎今の医療制度には外部から人員を派遣する仕組みはない。そのためスタッフは限界寸前に陥ってしまった ▶︎日本医師会の動きが悪かった。政府に対策を求める一方で、医

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メディアに溢れる「アンチワクチン」デマに騙されるな|知念実希人

ワクチンはパンデミックを終息させる最終兵器である。/文・知念実希人(作家・内科医) <summary> ▶︎日本ではワクチン接種に先立ち、科学的根拠のない言説やデマがメディアに溢れている ▶︎ワクチン接種で重要な点は、7割以上の人が接種すれば、一定数の人が免疫を持つ「集団免疫」の状態がつくられる点 ▶︎誤情報やデマに惑わされることなく、ワクチンの効果とリスクを正しく理解してほしい 知念氏 なぜワクチンが救世主とみられているのか? 国内で新型コロナ感染者が確認されてから1

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「病床数世界一」の日本でなぜ医療崩壊が起きるのか

ファクトが示す日本医療の「不都合な真実」とは。/文・森田洋之(医師・医療経済ジャーナリスト) <summary> ▶︎日本は世界一の病床保有国であり、豊かな医療資源がある。にもかかわらず「医療崩壊」が叫ばれている ▶︎日本の医療制度に欠けているのは病床数でも、医師数でもない。臨機応変に対応する「機動力」だ ▶︎日本は、平時では民間の競争原理のおかげで世界一の医療クオリティを実現できていた。しかし今回、その競争原理が災いして機動力を欠いてしまった 医療崩壊の裏にあるキーワー

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分科会医師が見た「第三波」と「夜の街」 コロナとの“上手な向き合い方”

東京の感染症医療をリードする医師が感染急拡大の背景と「夜の街」の実情を語る。/文・今村顕史(都立駒込病院感染症科部長) <この記事のポイント> ▶︎新型コロナの特徴は、「悪化するスピード」と「感染が広まるスピード」という“2つのスピード”だ ▶︎臨床の現場がかかえる問題は、ベッド数よりも人員である ▶︎感染拡大を防ぐカギの一つが、“急所”とみられてきた歓楽街との向き合い方 今村医師 医療崩壊のリスクが高まっている 新型コロナウイルス感染症の感染者が増え、それに伴って重症

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都医師会会長の警告 菅首相よ、「第三波」を甘く見るな。“ハンマー”を振り下ろせ

新型コロナウイルスの第2波が収まり切らないうちに、11月に入って、第3波と呼ばれる大きな波に見舞われている。若者中心だった第2波とは異なり、今回は明らかに高齢者の占める割合が高い。それに伴い重症者・死者の数は、緊急事態宣言が発せられた当時を上回る勢いだ。病床のひっ迫ぶりは日々深刻の度合いを深め、医療関係者の緊張は頂点に達している。 感染者数が過去最高を更新し続けている東京の医療態勢を担う都医師会の尾﨑治夫会長は、政府の「GoToトラベル」に対して「Not go toキャンペ

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コロナ患者受け入れ病院の8割は大赤字だ

このまま経営が圧迫されれば、医療崩壊は避けられない。日本病院会会長が指摘する日本の医療体制の問題点とは。/文・相澤孝夫(日本病院会会長) <この記事のポイント> ●コロナ禍で全国の病院は苦しい状況に置かれている。このままでは倒産病院が相次ぐおそれがある ●政府には手厚い支援をいただいたが、中には無策に思える支援策もある。その一つが「病床を確保した医療機関への補助金」 ●菅首相には病院再編のための省庁横断のコントロールタワーを設置してほしい 相沢氏 医療を提供できなくなる

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新型コロナ 1ヶ月で死者2万人…「涙すら出ない」スペインの今

2008年以降の経済危機で手薄になった医療をコロナが直撃。スペインの「今」は日本の近未来か、それとも――。現地在住のジャーナリストがレポートする。/文・宮下洋一(ジャーナリスト) 宮下氏 「ウイルス戦争」が始まったスペインで非常事態宣言が発令されてから、6週間あまりが過ぎた。都市は封鎖(ロックダウン)され、経済活動も停止し、街中から車も人も消え去った。ここまで静寂なスペインを見るのは初めてだった。 まるで伝染病映画を観ているようだが、映画でも夢でもない。現実の世界に私が

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迫り来る医療崩壊 「命の選別」が始まる

新型コロナウイルス患者への対応でひっ迫する医療現場。「高齢者から人工呼吸器を外すべきか?」。医師たちが直面する「究極の倫理」とは。/文・河合香織(ノンフィクション作家) 河合氏 医療資源は限られている新型コロナウイルスの感染拡大により、医療はひっ迫しつつある。その要因のひとつは院内感染だ。 「今、私は自分のPCR検査の結果を待っています」都立墨東病院の最後の砦・救命救急センターの閉鎖が決まった翌日の4月22日、同センター部長である濱邊祐一医師は口を開いた。医師7人の感染

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医療現場はもう限界……東京都医師会長の警告「政治家は現場に来い!」

「これ以上、東京都は持ちません!」 3月下旬、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、医療現場は崩壊の危機に瀕していた。一向に緊急事態宣言を出そうとしなかった政権に反旗を翻した異色の医師がいた。尾﨑治夫、東京都医師会長。決死の覚悟で放った尾﨑のメッセージとは何だったのか。/文・辰濃哲郎(ノンフィクション作家) 都医師会長の型破りな呼びかけ3月下旬、東京都医師会長の尾﨑治夫は、明らかに苛立っていた。 「ふざけんなよ。現場がどうなっているのか、わかってんのかって言いたいよ」

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医師が教える「私もコロナに感染した……?」と思った時の7カ条

「公共交通機関を使わない」「コロナ日記をつける」「世話をする人は一人に」……専門家が指摘する、正しい対処の方法とは? 「もしかしたら?」と思った時は、決して無理をしてはいけません。/徳田安春(群星沖縄臨床研修センター・センター長) 構成・鳥集徹(ジャーナリスト) 自宅療養を余儀なくされるかも新型コロナウイルス(以下、コロナ)の感染は、すでに予想以上に広がっている可能性があります。 有力な医学誌「BMJ(イギリス医師会雑誌)」の4月2日報告によると、その週、中国で行われた新

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