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#鹿島茂

菊池寛 アンド・カンパニー② 鹿島茂

教科書が買えず、修学旅行にも行けなかった文豪・菊池寛の幼き日々。/文・鹿島茂(フランス文学者) 鹿島氏 高松藩の藩儒をつとめた家系菊池寛は1888年(明治21年)12月26日、香川県高松7番丁6番戸に、父・武脩、母・カツの4男(2姉・3兄・1妹。このうち3男の三八は早世したので、寛は実質3男)として生まれた。 菊池家は代々、高松藩の藩儒をつとめた家系で、祖先の一人に文化・文政から天保にかけての漢詩人・菊池五山(1769-1849。名は桐孫、字は無絃。五山ないしは娯庵)が

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新連載 菊池寛 アンド・カンパニー 鹿島茂

「若手作家に活躍の場を与えたい」。文藝春秋をつくった男の“起業家”ストーリー。/文・鹿島茂 (フランス文学者) 鹿島氏 社風という共同幻想 社風という言葉がある。しかも、言葉があるだけではなく、その実体も確かに存在するのだ。 私はこれまで、物書きとして文藝春秋、新潮社、講談社、中央公論新社、集英社、筑摩書房、平凡社、白水社等々、さまざまな出版社の編集者と付き合ってきたが、各人はそれぞれ個性あふれる一個人であるにもかかわらず、そうした各個の個性を超えたところに、ある種の共

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大河ドラマじゃ見られない! 渋沢栄一「2人の妻とお妾さん」鹿島茂

「日本資本主義の父」が愛した女性だけに見せた顔──。/文・鹿島茂(フランス文学者) 鹿島氏 真砂に住むお妾さん 「帰途一友人ヲ訪ヒ、夜十一時半帰宿ス」 500の企業を育て、600の公共事業に携わった実業家・渋沢栄一。彼の日記には、しばしば「一友人」という言葉が登場します。どうやらこれはただの友人ではなく、親しくしていた女性を指すらしい。 日記を書いたとき、渋沢は68歳。真砂に住むお妾さんを頻繁に訪ねていたようですが、彼には、生涯で彼女のほかにも何人も親しい女性がいたこ

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