【深層レポート】東芝買収劇&社長辞任の深層
外資からの提案の背後には「国有化」の狙いが潜んでいた。/文・大西康之(ジャーナリスト)
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▶上級管理職を対象として定期的に社長に対する信任調査が行われていたが、直近の調査では、上級管理職の過半数が車谷氏に対して「不信任」と回答していた
▶今回の騒動の背後には、国家安全保障にかかわるエネルギー事業と軍事技術を手掛ける東芝を、「国の管理下に置きたい」と考えた経産省の思惑が見え隠れする
▶海外ファンドが主役とみられた今回の買収劇だったが、その背景には「国有化」の