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平松洋子さんの「今月の必読書」…『もう一つの衣服、ホームウエア 家で着るアパレル史』

平松洋子さんの「今月の必読書」…『もう一つの衣服、ホームウエア 家で着るアパレル史』

もっとも素肌に近いファッションの変遷トレンドより、着心地のよさ。コロナ禍中、外出がままならず、家にいる時間が増えた。自宅で長く過ごすようになれば、おのずと快適さを意識するようになるのは当然のなりゆきだろう。私にしても、この1年余り、新たに買い求めたのは家で着るものばかりだ。 本書の著者は、世界中のファッション動向を見続けてきたアパレル専門の記者。「ファッションや衣服から見落とされている」衣服として「ホームウェア」を位置づけ、光を当てる。確かに、ファッションの歴史や文化は熱心

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