文藝春秋digital

連載小説「ミス・サンシャイン」#7|吉田修一

【前号まで】 昭和の大女優・和楽京子こと石田鈴の元で荷物整理のアルバイトをする岡田一心は、片思いだった桃田真希と付き合い始めたが、順調すぎる交際に言い知れぬ不安を感じていた。そんな折、一心は和楽京子が年下の俳優と結婚したものの、わずか三年ほどで破局していたことを知る。 ★前回の話…

特別読物 宮沢りえ「彷徨える平成の女神」

「文藝春秋」2019年5月号の「特別読物 宮沢りえ『彷徨える平成の女神』」を特別に公開します。その才能の虜になった人々が明かした30年の波瀾万丈とは。 (取材・文=石井妙子、ノンフィクション作家) (※年齢・肩書などは取材当時のまま) 平成を代表する女性スター 改元にあたって、平成を代表…

スターは楽し オリヴィア・デ・ハヴィランド|芝山幹郎

オリヴィア・デ・ハヴィランド ©AF Archive/Mary Evans Picture Library/共同通信イメージズ 悪夢に親しみやすい美女 オリヴィア・デ・ハヴィランドの名を聞いて、すぐさま顔を思い出す人は少ないかもしれない。初期の代表作『ロビンフッドの冒険』が1938年、『風と共に去りぬ』が39年の公開だか…

連載小説「ミス・サンシャイン」#6|吉田修一

【前号まで】 昭和の大女優・和楽京子こと石田鈴の元で荷物整理のアルバイトをする岡田一心は、鈴からハリウッド女優時代に交際していた米国人スターや日系人画家との恋愛模様について明かされる。一方、一心が思いを寄せる桃田真希は彼氏と別れ、新居で一人暮らしをスタートさせた。 ★前回の話を読…

【川上麻衣子】わたしのコロナ感染記|私はコロナを人に感染させてしまった

文・川上麻衣子(女優) 川上氏 仕事をストップする勇気 私が新型コロナウイルスの脅威を意識したきっかけは、親交が深かった志村けんさんが感染して、昨年3月に亡くなったことです。人の命をあっけなく奪ってしまうウイルスなのだという恐ろしさを強烈に感じました。だからこそ、例えば撮影の現場…

コロナ下で読んだ「わたしのベスト3」 今後の「生き方」を考える|本上まなみ

コロナ禍で手に取った本は、人生、生き方について書かれているものが多かった印象があります。 『なぜ、生きているのかと考えてみるのが今かもしれない』。国によって対応の仕方も千差万別だった第1波。国内状況と比較するため海外の情報を知りたくてネットで調べるうちに、著者のサイトに。ロックダ…

米倉涼子の“先回りしない”人生論 「私、挑戦をやめられないので」

news zeroメインキャスターの有働さんが“時代を作った人たち”の本音に迫る対談企画「有働由美子のマイフェアパーソン」。今回のゲストは女優の米倉涼子さんです。 <この記事のポイント> ▶︎米倉さんは今年4月に27年間所属した事務所から独立してフリーランスに ▶︎面倒見のいい姉御肌のイメージ…

蒔田彩珠・野生動物の匂いをまとう天才女優|河瀨直美

カンヌ国際映画祭をはじめ世界各国で高い評価をうける河瀨直美監督。そんな彼女が「世界的な才能」と絶賛するのは18歳の新進女優だ。 河瀨氏(映画監督) Photographed by LESLIE KEE 是枝作品の常連 野生動物のような演じ手に出会った――というのが、映画監督としての私の実感です。 2018年、映…

スターは楽し アルレッティ|芝山幹郎

だれのものでもない彼女 1990年前後、一世を風靡した大女優が相次いで逝去した時期があった。 ベティ・デイヴィスが89年、グレタ・ガルボが90年、そしてマレーネ・ディートリッヒとアルレッティが92年。長寿を全うした人々ばかりだが、19世紀生まれはアルレッティひとりだ。 そんな年齢だったのか、…

クイズ「私は誰でしょう?」小さな大物

【ヒント】 バレリーナ史上最大規模の引退公演を行い、女優に転身した人物といえば? 皆さん、分かりましたか? 答えは…… ◆草刈民代 1965年5月10日生まれ 女優 「もう、学校をやめたら?」 父の一言で、大好きなバレエの道を究める覚悟を決めた。 「8歳でバレエを始めた頃から『踊りのプ…