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文藝春秋digital

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#芥川賞

『文藝春秋digital』2022年6月ラインナップ

■会員限定イベント●6月8日(水) ・新庄剛志「薬物使用」の過去 抜き打ち検査で「陽性」も、詳細は伏せられ、その年に引退―― 鷲田康(ジャーナリスト)+本誌取材班 ●6月10日(金) ・プーチンが最も殺したい男の告白 M・ホドルコフスキー(オリガルヒ・石油会社「ユコス」元代表)「ウクライナ侵攻は彼の個人的な動機から始まった」 ・「性暴力」私は負けなかった 卜田素代香(仮名)「暴行後『証拠が残るからシャワーを』と男が強いてきました」 ・新連載 外事警察秘録②「日本赤軍との闘い

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第167回芥川賞選評 山田詠美 島田雅彦 小川洋子 松浦寿輝 吉田修一 平野啓一郎 奥泉光 川上弘美 堀江敏幸

芥川龍之介賞  正賞 時計    副賞 100万円 おいしいごはんが食べられますように 群像1月号  高瀬隼子(たかせじゅんこ) なお、直木三十五賞は窪美澄「夜に星を放つ」(文藝春秋)が授賞作に決定いたしました。 公益財団法人 日本文学振興会 ■芥川賞選考経過第167回芥川龍之介賞選考委員会は7月20日に東京・築地の「新喜楽」で開かれました。 小川洋子、奥泉光、川上弘美、島田雅彦、平野啓一郎、堀江敏幸、松浦寿輝、山田詠美の8委員が出席(吉田修一委員は欠席・書面回答)

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第167回芥川賞受賞者インタビュー 高瀬隼子「私の中の芦川さんと押尾さん」

「ムカつき」をエネルギーにして書き続けたい。/文・高瀬隼子 受賞のことば 高瀬隼子  子どもの頃通っていた地元の小さな本屋には、単行本の棚がひとつだけしかなかった。受賞の連絡を受け、実感が伴わない混乱の中、尿意をもよおし駆け込んだトイレの個室で、ふと頭に浮かんだのは、あの本屋の棚だった。背表紙を「あ」からスタートして、いうえお……と何度も辿った道で、「た」に差し込まれた黄色い背表紙の本を見つける。「新しい本が入ってる」と声を上げて手を伸ばしたのは、子どもの頃のわたしだった。

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【フル動画】小泉悠×砂川文次 対談「ロシアを巡る『虚』と『実』」

◆“ロシアと戦う”「小隊」 文藝春秋digitalは、5月16日(月)19時〜、東京大学専任講師の小泉悠さんとの作家の砂川文次さんによるオンライン対談イベント「ロシアを巡る『虚』と『実』」を開催しました。 《ご対談動画はこのページ下部にあります》 「ブラックボックス」で第166回芥川龍之介賞を受賞した砂川さんですが、その前作「小隊」は北海道に上陸したロシア軍と自衛隊が繰り広げる戦闘行為が描写された作品です。 若き小隊長の視点から描かれる同作では、元自衛官である砂川さんの

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《文芸最前線》三誌編集長の本音座談会 第166回芥川賞・直木賞に迫る!『文藝春秋』新谷学×『オール讀物』川田未穂×『文學界』丹羽健介

2022年1月19日(水)、第166回芥川龍之介賞/直木三十五賞の選考委員会が都内にて開催されました。第166回芥川賞は砂川文次さんの「ブラックボックス」、第166回直木賞は今村翔吾さんの『塞王(さいおう)の楯(たて)』と米澤穂信さんの『黒牢城(こくろうじょう)』が、それぞれ受賞作に決まりました。「文藝春秋digital」では芥川賞・直木賞とゆかりのある『文藝春秋』『オール讀物』『文學界』の三誌編集長(新谷学、川田未穂、丹羽健介)による座談会動画を会員の皆様に向けて配信します

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社会が震えた芥川賞作家の肉声 鵜飼哲夫 創刊100周年記念企画

既成の価値観をぶち壊し、文学の枠を超えて世に衝撃を与えた。/文・鵜飼哲夫(読売新聞編集委員) 「新人」たちの言葉慎太郎刈りの太陽族とスター石原裕次郎を生んだ「太陽の季節」。フツーの価値観を転倒させ、世界30ヶ国以上に訳された村田沙耶香「コンビニ人間」……。紙とペンさえあれば老若男女誰もが候補になりうる新人賞の芥川賞が、文学の枠を超えて社会に衝撃を与えてきたのは、ベテランの域にあってもなお新しい文学を拓こうとする作家たちが、新しい戦慄をもたらす作品を徹底して議論し、見出そうと

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宇能鴻一郎 芥川賞・ポルノ・死

「あたし、いけない女なんです」「課長さんたら、ひどいんです」など、独特の告白体と擬音語を多用したポルノ小説で一世を風靡した宇能鴻一郎氏(87)。齢87伝説の文士が作家人生を初告白。/文・宇能鴻一郎(作家) 宇野氏 原稿料が日本一高かった小説家 なぜいま僕の本が売れているのか、その理由は全然わかりません。新潮社の編集者から突然、「この作品とあの作品を集めて、文庫で出版したい」と申し出があったのです。結果的に「よく売れています」と喜んでいらっしゃいました。 意外なことに読者

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第166回芥川賞発表「ブラックボックス」砂川文次 受賞者インタビュー「うるせえ、ゴン!」で解決

受賞のことば 砂川文次 どうして物を読み、書いているのか未だに分かっていない。分かる日が来るのかもわからないけれども、ただなんとなくそんな日はこないんじゃないだろうか、という予感を肌で感じている。一方で、今自分がいる場所は、そういう風にして分からないながらも物を読んで、書いて、読まれて、他にも種々の作用や反応の集積として形成されていることだけは確かだ。どうも不思議なことに、私にとってはこういう有象無象の分からなさが書くことを支えているらしい。この「分からなさ」は、しかしクーラ

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第166回芥川賞「選評」|小川洋子、奥泉光、川上弘美、島田雅彦、平野啓一郎、堀江敏幸、松浦寿輝、山田詠美、吉田修一

芥川龍之介賞 正賞 時計 副賞 100万円 ブラックボックス 群像8月号 砂川文次 なお、直木三十五賞は、今村翔吾「塞王の楯」(集英社)と米澤穂信「黒牢城」(KADOKAWA)に授賞決定しました。 公益財団法人 日本文学振興会 ■芥川賞選考経過第166回芥川龍之介賞選考委員会は1月19日午後4時から東京・築地の「新喜楽」で開かれました。 小川洋子、奥泉光、川上弘美、島田雅彦、平野啓一郎、堀江敏幸、松浦寿輝、山田詠美、吉田修一の9委員が出席して討議を行い、頭書の通り授

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第165回芥川龍之介賞「選評」|小川洋子、奥泉光、川上弘美、島田雅彦、平野啓一郎、堀江敏幸、松浦寿輝、山田詠美、吉田修一

芥川龍之介賞  正賞 時計    副賞 100万円 貝に続く場所にて 群像6月号 石沢麻依 彼岸花が咲く島 文學界3月号 李琴峰 なお、直木三十五賞は佐藤究「テスカトリポカ」(KADOKAWA)と澤田瞳子「星落ちて、なお」(文藝春秋) が授賞作に決まりました。 公益財団法人 日本文学振興会 ■芥川賞選考経過第165回芥川龍之介賞選考委員会は7月14日午後3時から東京・築地の「新喜楽」で開かれました。 小川洋子、奥泉光、川上弘美、島田雅彦、平野啓一郎、堀江敏幸、松浦

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第165回芥川賞受賞者インタビュー 李琴峰「私をカテゴライズしないで」

息苦しい“枠”の外側を書き続けたい。/文・李琴峰(作家) 李さん 〈授賞のことば〉デビュー時に書いた「受賞のことば」を読み返すと、「不条理に押し付けられた人間としての生」とある。それがまさに私を縛りつけ、痛めつけ、踏み躙り、絶望の淵に突き落としては筆を握るようけしかけるものの正体と思えてならない。 言葉は生かしも殺しもするし、文学は希望にも絶望にもなる。絶望の淵にいる人にとって、文学は救いの一点の光であってほしい。出生から永眠まで、自分自身では到底どうしようもない多くの

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第165回芥川賞受賞者インタビュー 石沢麻依「母との『カラマーゾフ事件』」

読書家の母との対話が新芥川賞作家を生んだ。/文・石沢麻依(作家) 石沢さん 〈授賞のことば〉言葉が生々しく、遠いものと感じられる。パソコンの画面の向こうから届く声や言葉は鮮やかではあるが、私がいる場所はとても静かなままだ。空気を伴わない言葉は現実感に乏しく、私の口が発するものも同じことになっているのではないか、と不安がよぎる。 小説は私を遠くへ連れてゆくが、それは書いている間だけだった。書き上げたものが、まさかこれほどまで私を遠くへ運んでしまうとは思わなかった。そこには

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物欲がなくなってきた|羽田圭介

文・羽田圭介(小説家) 高校3年時に小説家デビューし、しばらくは贅沢な暮らしなどできなかったが、段々と余裕がでてきて、ここ数年で自動車やバイクを買った。10代の頃は何台も自転車を持ち、キャンプツーリングをしたりしていた。自転車は己の体力に大きく依存した乗り物であるため、速く走るほどそれだけ自分が優れた人間である気がして、時速30キロ以上のペースで走っては悦に入っていた。 だから、内燃機関を搭載した自動車やバイクに趣味性を見出しながら乗っている人たちを、格下に見ていた。アク

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朝井リョウ×遠野遥 “平成生まれ初”芥川賞&直木賞対談「新世代の看板を下ろすとき」

2009年、20歳で『桐島、部活やめるってよ』で小説家デビューした朝井リョウ氏は、13年に就職活動中の大学生を描いた『何者』で第148回直木賞を受賞する。選考委員の一人である宮部みゆき氏はその執筆姿勢を、「大きな勇気と人間の善意を信じる寛容な想像力がないとできない。この若さでそれができることに感嘆しました」と称賛した。 遠野遥氏は、19年に第56回文藝賞を受賞しデビュー。昨年には2作目『破局』で、28歳にして第163回芥川賞を受賞した。公務員試験の勉強をしながらラグビーとセ

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