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文藝春秋digital

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#自民党

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5月31日、「文藝春秋digital」はクローズいたします。 これまで「文藝春秋digital」をご愛読いただきまして、誠にありがとうございました。 先にもお知らせした通り、月刊文藝春秋のサブスクリプションは「文藝春秋 電子版」に一本化します。これまで「文藝春秋digital」をご愛読いただいた皆さまには、突然のお知らせになったことを、改めてお詫び申し上げます。 「文藝春秋digital」のサービスが終了しますと、6月から皆さまに最新記事をお届けできなくなってしまいます

派閥政治と決別せよ 菅義偉

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赤坂太郎 迷走の岸田、野望の茂木

 元首相の安倍晋三を悲劇的なテロで失って以降、首相の岸田文雄はやることなすこと全てが裏目に出て、凍てつく厳冬の2023年を迎えようとしている。決断を下すのは最悪のタイミング。しかも、大きくぶれた果ての決断――それが政治で最も肝要な「信用と信頼」を著しく損ねていることに当の岸田自身が気付いていない。  典型的なのは、相次ぐ閣僚の更迭劇だった。11月9日夜、法相の葉梨康弘がパーティの席上、自らの役職について「死刑のハンコを押すだけの地味な役職」などと放言。岸田は「このタイミング

【フル動画】菊池真理子×鈴木エイト「はじめて語る宗教2世の苦しみ『信者だった母は去りました』」

 文藝春秋digitalでは、10月11日(火)19時より、漫画家の菊池真理子さんとジャーナリストの鈴木エイトさんによるオンライン対談イベント「はじめて語る宗教2世の苦しみ『信者だった母は去りました』」を開催しました。 ◆信仰の否定はそのまま「出生」の否定に 先日刊行されたばかりの菊池さんの著書『「神様」のいる家で育ちました~宗教2世な私たち~』(文藝春秋)が話題を呼んでいます。自身も信仰を持つ親のもとに生まれた「宗教2世」である菊池さんは、さまざまな宗教の2世信者の方々に

自民京都府連がまた「選挙買収」 赤石晋一郎(ジャーナリスト)+本誌取材班

今度の参院選でも50万円をバラ撒いていた。/文・赤石晋一郎(ジャーナリスト)+本誌取材班 「選挙買収」が今回の参院選でも 5月14日、京都市下京区にある「アランヴェールホテル京都」の一角。そこに構えられた自民党の選対事務所には、今夏の参議院選挙に向けた会合のため、党員たちが続々と集まっていた。 「なあ、この前の2月、また府連からカネが振り込まれとったな」 「そうなんか。通達も何にもなかったみたいやけど」 「〇〇先生が府連に問い合わせたんや。そしたら『参院選のお金です』

【フル動画】西岡研介×赤石晋一郎「〈選挙買収、暴力団、メディアの闇……〉京都はこんなにヤバかった!」

◆スクープ記者が語り尽くす「京都の闇」 文藝春秋digitalは、7月12日(火)19時〜、ノンフィクションライターの西岡研介氏と、ジャーナリストの赤石晋一郎氏によるオンライン対談イベント「〈選挙買収、暴力団、メディアの闇……〉京都はこんなにヤバかった!」を開催しました。 《対談動画は本ページ下部にあります》 歴史ある神社仏閣や祇園の花街など、優雅で落ち着いた雰囲気の古都・京都。しかし、そのイメージとは裏腹に、京都では怪しい人物や事件、政治・芸能のスキャンダルが数多く取り

【フル動画】浜崎洋介×與那覇潤「《紀尾井町床屋政談》ゆでガエル日本『戦後は続くよ選挙後も?』」

◆いま「戦後」と「平成」を問い直す 文藝春秋digitalは、7月5日(火)19時〜、文芸批評家の浜崎洋介さんと、評論家の與那覇潤さんによるオンライン対談イベント「《紀尾井町床屋政談》ゆでガエル日本 戦後は続くよどこまでも」を開催しました。 《ページの下部に対談フル動画があります》 7月10日に投開票が予定されている第26回参議院総選挙。衆院解散がない限り、大型の国政選挙が2025年までなく、今後3年間の日本社会の行方を占う選挙ですが、一部ジャーナリストからは「自民党圧勝

【石原慎太郎追悼】亀井静香「三途の川で待ってろよ」

「政治家じゃなくて文人だ」。兄弟分からの弔辞。/文・亀井静香(元衆議院議員) 亀井氏 ディーゼル排ガス規制、羽田空港…石原が死んで、もう何日になるのかな。いまも思い出すたびに、ため息が出るよ。さびしいなあ。 彼は宇宙からやってきた「異星人」のような男だった。歴史をさかのぼってみても、石原のような業績を残した人物は他に思い当たらない。 彼は小説家や文化人という枠には収まらない。日本の文化を代表していた男だよ。俺からすれば「文人」という表現がふさわしいな。文明を見とおす鋭

赤坂太郎 永田町冬物語「安倍晋三“最大の誤算”、岸田文雄の“死角”」

2人のドンの間に広がる亀裂。その一方で、野党にも重大な亀裂が……。/文・赤坂太郎 水面下では権力者たちの暗闘 オミクロン株の感染が爆発的に広がる中、岸田文雄政権の支持率は高止まりしている。安倍晋三・菅義偉両政権下で見られた「感染者の増加=支持率下落」の法則とは今のところ無縁だ。 だが、一見平穏な政権中枢でも、水面下では権力者たちの暗闘が繰り広げられている。その通奏低音をなすのは、やはり岸田と安倍の冷たい戦争である。 昨年12月2日、銀座の高級ステーキ店「かわむら」で、現

自民党「爆弾男」を告発する 赤石晋一郎+本誌取材班

元自民党職員・議員が明かす。1億円超「選挙買収」の実態。/文・赤石晋一郎(ジャーナリスト)+本誌取材班 集票マシンとしての地方議員時は衆院選を間近にひかえた2014年11月末のことだ。京都市中京区にある自民党京都府支部連合会(以下、京都府連)4階にある会議室には、選対会議に招集された50人ほどの府議、市議が落ち着かない様子で待機していた。 名前を呼ばれると、彼らは1人ずつ3階の役員室に消えていく。 「〇〇先生からだ」 ソファにどっかり座った府連幹部はそう念押しすると、

赤坂太郎「岸田vs.安倍『大宏池会』の暗闘」

麻生と岸田が目論む名門派閥の再興。安倍のイラつきは日々高まる。/文・赤坂太郎 「財政と中国」が2022年のキーワード昨年12月7日18時すぎ、首相の岸田文雄は丸紅会長の国分文也と東京・銀座の日本料理店「新ばし金田中」で向き合っていた。近隣が火事騒ぎで騒然とする中、会食は1時間余りに及んだ。岸田は米国が主導する国際的な石油備蓄の放出に呼応し、国家備蓄の初の放出に踏み切った経緯を説明。国家備蓄の数日分を入札で売却することも選択肢と伝え、国分の協力を求めた。国分は「財政赤字の米国

〈テキスト版〉田原総一朗×辻田真佐憲 対談「自民党“大宏池会”の逆襲がはじまる!? 日本の派閥政治はいつまで続くのか」

 11月2日、ジャーナリストの田原総一朗さんと評論家の辻田真佐憲さんによる文藝春秋digitalウェビナーでの対談「自民党“大宏池会”の逆襲がはじまる!? 日本の派閥政治はいつまで続くのか」が開催されました。  10月31日に行われた第49回衆院選。その結果を2人はどう捉えたのでしょうか。自民党・派閥政治の実相から、日本のメディアの問題点、田原氏による著書『創価学会』と公明党の力学までを論じたオンライン対談のテキスト録を公開します。 岸田文雄首相は就任後わずか10日で衆議

【フル動画】田原総一朗×辻田真佐憲 対談「自民党“大宏池会”の逆襲がはじまる!? 日本の派閥政治はいつまで続くのか」

◆田原総一朗×辻田真佐憲 初の対談! 文藝春秋digitalは、11月2日(火)19時〜、ジャーナリストの田原総一朗さんと評論家/近現代史研究者の辻田真佐憲さんのオンライン対談イベント「自民党“大宏池会”の逆襲がはじまる!? 日本の派閥政治はいつまで続くのか」を開催します。 総裁選で注目を集めた自民党の「派閥」。岸田文雄総裁就任は「大宏池会の逆襲」なのか? 日本政治にとって自民党派閥とは何なのか、田原さんと辻田さんが熱く語り合います。 2人にとっては今回が初の対談です。イ

福田達夫・武部新「魔の三回生」決起す

「党風一新の会」は選挙目あてじゃない。いまここで「悪名」を返上する。/福田達夫(自民党・衆議院議員)×武部新(自民党・衆議院議員) 自民党の現状に対する危機感 ――岸田文雄氏が自由民主党の総裁戦を制し、この記事が出る頃には首相に就任しています。この総裁選へ大きな影響を与えたのが、当選3回以下の議員90名の「党風一新の会」です。まず、結成の動機について代表世話人である福田達夫さん、副代表の武部新さんに伺いたい。 福田 大きな動機は、やはり自民党の現状に対する危機感です。発表