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文藝春秋digital

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#井上荒野

『文藝春秋digital』2022年6月ラインナップ

■会員限定イベント●6月8日(水) ・新庄剛志「薬物使用」の過去 抜き打ち検査で「陽性」も、詳細は伏せられ、その年に引退―― 鷲田康(ジャーナリスト)+本誌取材班 ●6月10日(金) ・プーチンが最も殺したい男の告白 M・ホドルコフスキー(オリガルヒ・石油会社「ユコス」元代表)「ウクライナ侵攻は彼の個人的な動機から始まった」 ・「性暴力」私は負けなかった 卜田素代香(仮名)「暴行後『証拠が残るからシャワーを』と男が強いてきました」 ・新連載 外事警察秘録②「日本赤軍との闘い

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佐久間文子 性暴力における被害者と加害者の視点「生皮」(井上荒野)

性暴力における被害者と加害者の視点衝撃的なタイトルだ。 皮を剥がれ、血を流し続ける心の痛みがひりひりと伝わってくる。 本書は、文学の世界で起きた、ショッキングな性暴力を題材にしている。ショッキング、と書きながら矛盾するようだが、こういうことは実際にあちこちであっただろう、とも強く感じた。 動物病院の看護師として働く柴田咲歩は、7年前、カルチャーセンターの小説講座の講師だった月島光一からホテルに呼び出され、望まない性交を強いられた。 月島の講座から2人目の芥川賞の受賞者

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至福の贈り物② 井上荒野

井上さん (撮影・三原久明) 相手の顔が浮かんだら贈りどき お歳暮やお中元など、節目の贈り物はあまりしたことがないんです。ふと、すごく美味しいものに巡り合うと人に伝えたくなる。「あの人はきっと好きだな」と顔が浮かんだときにはじめて贈ることにしています。「おいしい」を分かち合いたくて。 蒸さずに焼く関西風の𠮷塚のうなぎは昔、九州にルーツを持つ母に教わってからすっかり定番に。特別な日や感謝の気持ちを伝えたいときなど、ちょっとリッチな贈り物にぴったりです。斉吉のお惣菜は、た

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長野暮らし 井上荒野

文・井上荒野(作家) 八ヶ岳の麓で暮らして2年になる。別荘のつもりで入手した家に定住を決めたのは、コロナの影響もないことはないのだけれど、なによりもこの地が好きになったせいだ。好きになった理由の1番は山と田園が作る景色の美しさで、2番目が食べもののおいしさだった。 まず、スーパーマーケットでふつうに買える、信州産の肉がおいしい。牛肉も豚肉も鶏肉も全部おいしい。海なし県だが、石川県の魚が入ってくるので、意外に魚の種類が豊富で、ルーツを西に持つ私にとっては東京のスーパーよりも

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角田光代さんの「今月の必読書」…『あたしたち、海へ』

出口に向かおう、しなやかに 小説の中心にいるのは、有夢(ゆむ)と瑤子(ようこ)という2人の中学生だ。建売住宅の隣同士に住み、同じ私立の女子校に通い、2人ともリンド・リンディというラテン系アメリカ人のミュージシャンのファンである。どうやらもともとは2人ではなく、3人の仲良しグループだったらしい。不在のひとりに関することがきっかけで、有夢と瑤子は、クラスに君臨するボスとそのグループにいやがらせを受けている。いやがらせは次第にエスカレートし、陰湿ないじめとなる。  有夢と瑤子、そ

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井上荒野さんのおふくろの話。

著名人が母親との思い出を回顧します。今回の語り手は、井上荒野さん(作家)です。

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