マガジンのカバー画像

文藝春秋digital

一流の作家や知識人、ジャーナリストによる記事・論考・ルポルタージュなどを毎日配信。執筆陣のオンラインイベントも毎月開催中。月額900円で記事が読み放題&イベント見放題のサービスで… もっと読む
月刊誌『文藝春秋』の特集記事を中心に幅広いテーマの記事を配信しています。政治家や経営者のインタビュ… もっと詳しく
¥900 / 月
運営しているクリエイター

#綿矢りさ

『文藝春秋digital』2022年6月ラインナップ

■会員限定イベント●6月8日(水) ・新庄剛志「薬物使用」の過去 抜き打ち検査で「陽性」も、詳細は伏せられ、その年に引退―― 鷲田康(ジャーナリスト)+本誌取材班 ●6月10日(金) ・プーチンが最も殺したい男の告白 M・ホドルコフスキー(オリガルヒ・石油会社「ユコス」元代表)「ウクライナ侵攻は彼の個人的な動機から始まった」 ・「性暴力」私は負けなかった 卜田素代香(仮名)「暴行後『証拠が残るからシャワーを』と男が強いてきました」 ・新連載 外事警察秘録②「日本赤軍との闘い

スキ
4

綿矢りささんが今月買った10冊の本 吉本ばなな、みうらじゅん、五木寛之…

銅像と偶像お仕事の関係で読む本が増えてくると、自分が本当に読みたい本ってなんだろうと分からなくなる。小説家になる前は好きな本ばかり読んでいて、自然な関心がわき、途切れることなく読みたい本が出てきた。今は自分の中の衝動からではなく、外部からの発注で読み始めることが多い。昔よりだいぶ受け身になったなと思いつつ、これホンマ読んでよかったわと心から思える本も多く、本との出会いにもご縁ってあるんだな、とシミジミ。『まど・みちお詩集』もそのうちの一つで、肩肘をはって暮らす私が見逃していた

スキ
10

100年後まで読み継ぎたい100冊 綿矢りさ「唇が耳のすぐ側」

文・綿矢りさ(作家) 唇が耳のすぐ側 本のテーマより面白さより、ボソボソとした独特の語り口が身体に染みつき忘れられないことはあり、『万延元年のフットボール』『老妓抄』『人間失格』はそれに該当する。どれも日本文学史に残る稀代の名作であるのは間違いないけれど、どこが素晴らしいか改めて考え直してみると、耳のすぐ真横でほとんど呪文のように呟き続ける低い声音の語り口だ。『万延元年のフットボール』の繊細で緻密な細い根のように世界がじわじわ広がってく語り口、『老妓抄』の小気味良い、「こん

スキ
12

綿矢りささんが今月買った10冊の本

長寿の秘訣 『房思琪(ファンスーチー)の初恋の楽園』は他の方が推薦本として挙げているのを見て、読んでみたが、記憶に傷がつくほどの衝撃を受けた。学校の教師からかなり悪辣なやり方で手を出されている少女が、錯乱する時点から話が始まり、過去を語りながら悲しみを遡っていく構成だった。同情心を盛り込んで描けばここまで辛くないと思う場面を、極限まで突き放して嘲笑するレベルまで持って行ったからこそ、読んでる方も身を切るほど悲しい。 きつい、と同時に美しい。読んでるだけで情緒がバリバリに砕け

スキ
19

コロナに萎えた心を奮起させてくれる日記|綿矢りさ【田辺聖子「十八歳の日の記録」】

田辺聖子さんの「十八歳の日の記録」を作家の綿矢りさ氏はどのように読んだのか。 綿矢さん 田辺聖子先生はたくさんの作品を出されているが、亡くなられたあとに見つかった個人の日記だから、読まれると思って書いてないだろうなと思うと、罪悪感がわいた。読むうちにたちまち引き込まれていったが。頭脳明晰さの伝わる、明快な文章で、戦中戦後の日々が綴られていた。

スキ
10

「おうちで読もう!」辻村深月と綿矢りさが小中高生に全力で薦める“極上の12冊”

臨時休校になった子どもたちに向けた特別企画。人気作家2人がイチオシ作品を一挙に公開。 『ズッコケ』、『ハルヒ』、『蠅の王』……これを読めば、退屈な時間もハッピーだ!/辻村深月(作家)×綿矢りさ(作家) 一緒の時間が増えたのは良かったが……辻村 コロナウイルス対策で3月2日から始まった小中高校の臨時休校から3週間以上経って、もう春休みに突入してしまいました。 我が家には春から小3になった男の子と、4歳の女の子がいるので、休校の影響を大きく受けています。 綿矢 うちは4歳の

スキ
33

『IT』『シャイニング』『ドクター・スリープ』……スティーヴン・キング偏愛作家座談会!

映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』が大ヒット中。原作のスティーヴン・キングはどこがすごい?愛する作家たちがあの恐怖のシーンを語り尽くした!/冲方 丁(作家)×綿矢りさ(作家)×池上冬樹(文芸評論家) 司会・永嶋俊一郎(文藝春秋翻訳出版部部長) インスタ世代に刺さった永嶋 11月1日から、スティーヴン・キング原作の映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』が公開となります。2017年に公開された前編は日本を含めた各国で大

スキ
13