文藝春秋digital

母のこと|ちばてつや

著名人が母親との思い出を回顧します。今回の語り手は、ちばてつやさん(漫画家)です。 母のこととにかく厳しい人でした。 そして「漫画」が大嫌いで、我が家には童話や世界文学全集など図書館みたいにどっさり揃っていたのにマンガ本は1冊もありませんでした。食べるとベロが染料で真っ赤に染まる、昔の駄菓子に近い感覚で見ていたのだと思います。子供たちは大好きで夢中になって欲しがるけど、身体には良くなさそうだと。 小学校に通い始めた2年生の秋。杉浦茂さんの「魔法のランプ」の豆本を道でたま

スキ
11