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実録と資料で振り返る「生誕120年」昭和天皇87年の生涯

実録と資料で振り返る「生誕120年」昭和天皇87年の生涯

100年前、ロンドンでの英国王ジョージ5世との出会いが君主像の礎となった。/文・梶田明宏(昭和天皇記念館副館長) <summary> ▶︎本稿では幼少期や若かりし頃を中心に実録や他の資料からエピソードを選び、昭和天皇の生涯をふりかえる ▶︎生物学研究の役割や、その素地となった教育関係者の影響は、昭和天皇の生涯を研究する上で、もっと深めるべき要素 ▶︎昭和天皇が1921年の訪欧で得た収穫の中でもっとも大きかったのがジョージ5世との出会いだった 梶田氏 昭和天皇の若かりし頃

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片山杜秀さんの「今月の必読書」…『アメリカの世紀と日本』

片山杜秀さんの「今月の必読書」…『アメリカの世紀と日本』

冷戦下で日本を“特別待遇” 無条件降伏。本書のキイワードだ。対米英への「開戦ノ詔勅」を読めば、日本の戦争目的は「東亜永遠ノ平和」、即ち大東亜共栄圏の確立と分かる。なら、米英がアジアから退くのが、日本の講和条件だったと考えられる。 では、米国の戦争目的は? 開戦前、米国は日本に中国等から手を引くことを求めていた。なら、日本がそうすれば講和可能だったか。否だ。米国の戦争目的は開戦直後に過激化した。アジアでの覇権争いは、軍国日本への聖戦に化けた。米国は世界に自由と民主主義を広め

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