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#與那覇潤

與那覇潤 口下手は災いの元か

菅が引きずり下ろされ、ひろゆきが持てはやされる。なんとも浅はかな「コミュ力」の時代。/文・與那覇潤(評論家) 與那覇氏 「コミュ力偏重主義」9月9日、当時の菅義偉首相が事実上の退任会見(総裁選への不出馬表明)を行いました。ネット中継で全編を観ましたが、寂しい気持ちになりましたね。「これが一国の総理が、最後に話す言葉かな」と。 そもそもメディア上ではだいぶ前から、菅氏は「口下手すぎる」・「コミュニケーション力が低い」、だから国民に支持されないのだとする論評が増えていました

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学者にできることはまだあるかい|與那覇潤

文・與那覇潤(元・公立大学准教授) コロナ禍にすっかり埋もれてしまったが、5月にDVDが発売された『天気の子』というアニメがある。昨年の一番の話題作で、実際に大ヒットしたから、ご覧になった方も多いだろう。2016年の『君の名は。』に続く、新海誠監督の劇場映画である。 『君の名は。』は、誰の目にも11年の東日本大震災を連想させる小彗星の墜落事故を描きつつ、しかし最後は犠牲者をほとんど出さないハッピーエンドを迎える。この結末に対しては「震災の悲惨さを風化させ、カタルシスで記憶

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