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腰痛探検家 コロナ禍篇|高野秀行

腰痛探検家 コロナ禍篇|高野秀行

文・高野秀行(作家) エンドレスで続くコロナ禍で腰痛に苦しむ人が増えていると聞く。リモートワークのおかげで、極端な運動不足になったり、自宅にちゃんとしたデスクと椅子がないままパソコン仕事をしたりするかららしい。 かくいう私も三十数年来の腰痛持ちである。一時期は寝ても起きてもいられないほど痛み、整形外科からカイロプラクティック、鍼灸、リハビリ療法の一種であるPNF、謎のカリスマ治療師、心療内科、超能力(治療師が額からビームを出す)まで、ありとあらゆる治療にすがった。腰痛世界

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角幡唯介さんの「今月の必読書」…『WAYFINDING 道を見つける力 人類はナビゲーションで進化した』

角幡唯介さんの「今月の必読書」…『WAYFINDING 道を見つける力 人類はナビゲーションで進化した』

移動は生きるためでなく人間の存在そのもの人類は太古より自然のなかで暮らし経験と知恵を獲得し、現在の肉体と精神をもつにいたった。ではその自然との関わりの始原には一体どのような経験があったのだろう。25年ほど探検をつづけて私が個人的に始原的行為と感じるのは次の2つだ。一つは狩猟、もう一つはナビゲーションである。 狩猟はわかりやすい。狩りは生きるために動物を殺生する行為であり、そこから人類の感性は形成され、神話が語られ、世界観や自然観が作られた。しかしナビゲーションがなぜ始原なの

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