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#大相撲

『文藝春秋digital』2022年6月ラインナップ

■会員限定イベント●6月8日(水) ・新庄剛志「薬物使用」の過去 抜き打ち検査で「陽性」も、詳細は伏せられ、その年に引退―― 鷲田康(ジャーナリスト)+本誌取材班 ●6月10日(金) ・プーチンが最も殺したい男の告白 M・ホドルコフスキー(オリガルヒ・石油会社「ユコス」元代表)「ウクライナ侵攻は彼の個人的な動機から始まった」 ・「性暴力」私は負けなかった 卜田素代香(仮名)「暴行後『証拠が残るからシャワーを』と男が強いてきました」 ・新連載 外事警察秘録②「日本赤軍との闘い

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逸ノ城 大相撲新風録19 ストレスを乗り越え大器がついに初優勝 佐藤祥子

逸ノ城(いちのじょう、モンゴル・アルハンガイ出身、湊部屋、29歳) ストレスを乗り越え大器がついに初優勝新型コロナウイルスが尾張名古屋の土俵でも猛威を振るった。故障者を含む23名の関取が休場し、13部屋、計231名もの力士たちが土俵に上がれない、前代未聞の場所となってしまった。 相撲史上でも稀有な場所を制したのは、前頭2枚目の逸ノ城だった。 モンゴル出身力士の多くは首都ウランバートル生まれだが、逸ノ城は正真正銘の遊牧民。子どもの頃から羊や馬を世話し、冬は零下40度に

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隆の勝 大相撲新風録18 「おにぎりくん」がいつか賜杯を抱く日 佐藤祥子

隆の勝(千葉県柏市出身、常盤山部屋、27歳) 「おにぎりくん」がいつか賜杯を抱く日その笑顔から「おにぎりくん」との愛称で呼ばれるのは、先の夏場所で横綱照ノ富士から初金星を挙げた隆の勝だ。おにぎりのような丸みを帯びた三角形の顔に、まるで海苔を貼ったかのような黒く太い眉毛がトレードマーク。先場所は初の殊勲賞も受賞し、おにぎり顔もさらに丸くなるかと思いきや、初優勝を逃した悔しさが勝っていたようだ。 11日目には単独トップとなるが、優勝を意識したゆえに、残り4日間は動きが硬く

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紺野美沙子「私の好角家歴」

文・紺野美沙子(女優) 今年5月、日本相撲協会・横綱審議委員会の委員に就任しました。私が相撲に興味を持ったのは小学生の頃で、好角家歴はもう半世紀にもなります。委員の依頼を受けた時は本当にびっくり。子供の頃から「横審の委員ってえらいんだろうな、どんなことを話し合っているのかな」と思っていたので、よもや自分がその一員となる日が来ようとは……とても光栄なことだと思っています。 相撲を好きになったのは、同居していた母方の祖母の影響でした。好角家だった祖母は、本場所開催中はテレビの

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佐田の海 大相撲新風録17 充実のベテランが優勝争いの大健闘 佐藤祥子

佐田の海(さだのうみ、熊本市出身、境川部屋、35歳) 充実のベテランが優勝争いの大健闘35歳の佐田の海が、夏場所の土俵をじわじわと盛り上げた。西前頭十二枚目で迎えた先場所、結果的に優勝は横綱照ノ富士にさらわれたものの最後まで優勝戦線に残り、千秋楽では、もうひとりの優勝候補だった隆の勝との大一番を制した。11勝4敗で2度目の敢闘賞を受賞し、「今場所は体の動きもよくて充実した場所でした。父からは『35歳で相撲を取れるのも羨ましいし、優勝争いという“景色”を見られるのも羨まし

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大相撲新風録16 若元春|佐藤祥子

若元春(福島市出身、荒汐部屋、28歳) 弟は大関候補。兄も目覚めるか先の三月大阪場所、浪速の地で初賜杯を抱いた関脇若隆景は、荒汐部屋“大波三兄弟”の末っ子だ。長兄の若隆元は、ケガに苦しみながらも幕下で奮闘し、末っ子の付け人を務めている。土俵上で塩を取る弟と、花道奥で見守る長兄はアイコンタクトを取り、いざ勝負へ。兄弟の絆を垣間見せる光景だ。 そんな若隆景の次兄にあたるのが、若元春である。今年初場所前の新入幕会見では、「(約2年と)十両生活が長かったので幕内で通用するか自

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大相撲新風録15 玉鷲 趣味はお菓子作り。37歳の苦労人|佐藤祥子

玉鷲(モンゴル・ウランバートル出身、片男波部屋、37歳 趣味はお菓子作り。37歳の苦労人37歳のベテラン力士が巻き起こす“新風”もある。幕内力士最高齢の玉鷲は、今年初場所、3月の春場所と、横綱照ノ富士から連続で金星を挙げた。自身より大きな横綱を、春場所では、得意の突き押し相撲で土俵下まで押し倒し、その威力はいまだ健在。まさに“横綱の天敵”なのだ。2004年初場所で前相撲を踏んで以来、18年間、1日も休場をしたことがない“土俵の鉄人”でもある。 思い起こせば相撲経験のな

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大相撲新風録 琴勝峰|佐藤祥子

琴勝峰(千葉県柏市出身、佐渡ヶ嶽部屋、22歳) 次代の横綱候補 浪速で花が咲くか先の初場所で2度目の十両優勝を果たした琴勝峰には、誰もが「将来の横綱間違いなし!」と太鼓判を捺す。 2017年11月、名門の埼玉栄高校在学中に初土俵を踏むと、2年後には新十両に昇進、弱冠20歳の関取となる。同年代には大鵬の孫である王鵬(当時納谷)や、朝青龍の甥の豊昇龍がおり、ライバルたちとの出世争いも注目を浴びていた。 師匠である佐渡ヶ嶽親方(元関脇琴ノ若)は、愛弟子のスピード出世に、「

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大相撲新風録 御嶽海|佐藤祥子

御嶽海(長野県木曽郡上松町出身、出羽海部屋、29歳) ようやく目覚めた“万年候補”が昇進2022年幕開けの初場所で3度目の優勝を果たし、大関昇進を決めた御嶽海。2回の優勝経験がありながら三役在位期間を更新し続け、「万年大関候補」とまで言われていた御嶽海が、目覚めた。 2015年3月、東洋大学時代に学生横綱、アマ横綱など15のタイトルを奪取し、幕下十枚目格付出しで初土俵を踏んだ逸材だった。突き押しと類稀れな相撲センスを武器に同年7月に新十両、11月には新入幕、翌11月に

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大相撲新風録 王鵬|佐藤祥子

王鵬(東京都江東区出身、大嶽部屋、21歳) 大横綱が天から見守る孫の新入幕昭和の大横綱だった大鵬の孫、その名も「王鵬」がいよいよ新入幕を決めた。先の十一月九州場所では東十両七枚目の地位で、初日から負けなしの9連勝。その後に4連敗するものの、結果、11勝4敗の好成績を収めて念願の新入幕となったのだ。 大鵬の3女である美絵子さんが育てた「納谷4兄弟」の3男が、この王鵬だ。長男はプロレスラーとしてリングに立ち、3男の王鵬幸之介は、埼玉栄高校在学中の2018年1月に、いち早く

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大相撲新風録 阿炎|佐藤祥子

阿炎(埼玉県越谷市出身、錣山部屋、27歳) 謹慎生活で心が成長 あわや優勝の復活劇のびのびと長い手脚で土俵狭しと飛び回る“やんちゃ関取”が、一年納めの九州場所で幕内に復活した。元関脇寺尾の錣山親方が育てた愛弟子、阿炎だ。 阿炎は、相撲協会のガイドライン違反により、昨年9月の秋場所から3場所の出場停止処分を受け、処分明けの今年三月春場所では西幕下五十六枚目まで番付を落としていた。しかし、ケガや病気での休場ではなく身体は至って健康ゆえに、復帰場所ではなんなく優勝し、翌五月

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大相撲新風録 琴ノ若|佐藤祥子

琴ノ若、千葉県松戸市出身、佐渡ヶ嶽部屋、23歳 親子3代、相撲の申し子がみる夢祖父は元横綱の琴櫻、元関脇の琴ノ若を父に持つ期待の新鋭が、2代目琴ノ若だ。父譲りの懐の深さと、188センチ165キロの恵まれた体躯を持つ琴ノ若は、角界きってのサラブレッドとして、その将来が嘱望されているひとりだ。 先の秋場所は自身最高位の前頭三枚目まで番付を上げ、上位陣に初挑戦する場所となった。膝をケガして10日目から無念の休場となるも、7日目の新横綱・照ノ富士との結びの一番では、一瞬、横綱

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大相撲新風録 霧馬山|佐藤祥子

霧馬山、モンゴル・ドルノドゥ出身、陸奥部屋、25歳 モンゴルの大草原で育った朴訥な青年首都ウランバートル出身のモンゴル人力士も多いなか、霧馬山は正真正銘の遊牧民だ。大草原で羊を放牧し、ゲルと呼ばれるテントでの生活。幼い頃から両親を助けて家畜の世話をし、自在に馬を乗りこなしていた。 初土俵は2015年5月場所だが、前年に「テスト生」として来日しており、元大関霧島が率いる陸奥部屋での相撲部屋生活を体験した。この当時の霧馬山の姿を、今も覚えている。稽古場で陸奥親方が目を細め

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照ノ富士よ、白鵬になるな 小錦×武蔵川親方

外国人横綱の品格とは?/小錦(元大関)×武蔵川親方(元横綱・武蔵丸)、構成・佐藤祥子 小錦氏(左)と武蔵川親方(右) 「相撲の心」と「横綱の品格」 小錦 今回、照ノ富士が横綱に昇進したね。「膝がボロボロで短命横綱になるんじゃないか」と心配する声も聞こえるけど、僕は、これから3、4年は行けると思ってるよ。膝がボロボロで大関から序二段まで落ちたけど、そこから上がって来られたわけだから、ケガとの付き合い方も充分にわかっているはず。 いまの照ノ富士の前に出る力強い相撲だったら、

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