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長嶋茂雄「東京五輪のアスリートたちへ」競技場で気兼ねはいらない! スポーツには人間を感動させる力がある

長嶋茂雄「東京五輪のアスリートたちへ」競技場で気兼ねはいらない! スポーツには人間を感動させる力がある

取材・構成=鷲田康(ジャーナリスト) 「競技場では気兼ねはいらない!」「新型コロナウイルスは、世界中の政治や経済を混乱に陥れてきました。そして、このたびは我々の夢と希望である東京オリンピック・パラリンピックを前例のない、新しい様式へと変化させようとしています。 しかしながら出場するアスリートの皆さんには、この混乱に動じることなく、日頃の成果を思う存分、出し切って欲しいと思っています。日の丸を背負っているという誇りを忘れずに、大会までの残されたわずかな日々を競技活動に打ち込

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徹底研究 イップスの正体~アスリートを襲う「奇病」|中村計

徹底研究 イップスの正体~アスリートを襲う「奇病」|中村計

緊張か、技術不足か、それとも脳の障害か――。/文・中村計(ノンフィクションライター) 簡単な動作が突然できなくなる単なる緊張とは、明らかに種類が違った。 「全く手が動かなかった」 プロゴルファーの尾崎将司は「魔の時」をそう思い起こす。 1988年、東京ゴルフ倶楽部で開催された日本オープンゴルフでのこと。これを決めれば優勝という、「ウイニングパット」だった。 ピンまで、残り約70センチ。小学生でも決められそうな距離だ。ところが尾崎は、構えるたびに顔をしかめ、手首を振っ

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ミスターが感じた「銅メダルの重み」|短期集中連載「長嶋茂雄と五輪の真実」最終回

ミスターが感じた「銅メダルの重み」|短期集中連載「長嶋茂雄と五輪の真実」最終回

短期集中連載「長嶋茂雄と五輪の真実」の最終回。悲願の金メダルではなかったが──。苦痛で一瞬、顔が歪んだ。/文・鷲田康(ジャーナリスト) ※第2回を読む。 エースを襲ったアクシデント 「思ったよりボールが(自分の身体の)内側に入って目を離してしまいました」 西武・松坂大輔はその瞬間をこう振り返った。 2004年8月17日。アテネ五輪野球の日本代表は、アテネ郊外にあるエリニコ・オリンピック・コンプレックス内のメイン球場で、金メダルへの最大のライバルとなるキューバとの試合を

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大谷翔平「二刀流」の原点|日ハム栗山監督、大渕スカウト部長が語る“巨大な才能”の軌跡

大谷翔平「二刀流」の原点|日ハム栗山監督、大渕スカウト部長が語る“巨大な才能”の軌跡

「エースと4番、両方できる選手に育てたい」と言うと大谷は少しだけ微笑んだ。/文・鈴木忠平(ライター) <summary> ▶まだ二刀流というフレーズが生まれる前から、栗山と球団のフロントマンは、巨大な才能に対する畏敬を共有していた ▶大谷は高校時代から「誰も歩いたことのない道を歩きたい」という信念だけは確固として感じさせた ▶あのとき、この球団の男たちが下した一つ一つの決断が、アメリカ大陸へ続く二刀流の道をつくった 投手なのか、打者なのかまだ未曾有の震災に人々が呆然として

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脳梗塞──ミスターが託した日の丸|連載「長嶋茂雄と五輪の真実」#2

脳梗塞──ミスターが託した日の丸|連載「長嶋茂雄と五輪の真実」#2

短期集中連載「長嶋茂雄と五輪の真実」の第2回。日の丸には、細いサインペンで「3」という数字が記されていた——。/文・鷲田康(ジャーナリスト) ※第1回を読む 緊急入院した長嶋茂雄 2004年3月4日、アテネ五輪野球日本代表監督の長嶋茂雄は東京・大田区田園調布の自宅で倒れ、新宿区河田町にある東京女子医大病院に緊急入院した。 日本代表ヘッドコーチの中畑清がその一報を聞いたのは、知り合いのスポーツ紙記者からの電話だった。 「大変なことが起こりました。長嶋さんが倒れて入院した

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長嶋茂雄「これが日の丸のプレッシャーか」|「長嶋茂雄と五輪の真実」#1

長嶋茂雄「これが日の丸のプレッシャーか」|「長嶋茂雄と五輪の真実」#1

史上初オールプロのドリームチーム。監督はミスター以外考えられなかった——。短期集中連載「長嶋茂雄と五輪の真実」の第1回。/文・鷲田康(ジャーナリスト) <summary> ▶︎「監督は長嶋しかいないだろう」。2004年アテネ五輪に向けた史上初のオールプロによる“ドリームチーム”結成の流れの中で、こんな声が最初に出てきたのは、実はアマチュア球界の関係者からだった ▶︎「長嶋さんと一致したのは、宮本をキャプテンにして宮本を軸にしたチームを作ること。それと城島を4番にして打線の核

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野球日本代表「侍ジャパン」東京五輪金メダルへの道【全文公開】

野球日本代表「侍ジャパン」東京五輪金メダルへの道【全文公開】

過去を振り返ると、オールプロで臨んだアテネ五輪では銅、北京五輪では4位だった。3大会ぶり野球復活の東京五輪で「侍ジャパン」は悲願の頂点を狙う。注目の選手を一挙公開する!/写真・鈴木七絵 稲葉篤紀 Atsunori Inaba 17年7月、代表監督に就任。監督未経験だったが、19年11月、プレミア12で日本を世界一に導いた。選手としても、北京五輪や2度のWBCに出場。国際舞台の経験は豊富だ。47歳 【中畑清が注目する投手は?】  悲願の金メダルに向け、どのようなメンバー

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『イチロー・インタビューズ 激闘の軌跡 2000-2019』著者・石田雄太インタビュー

『イチロー・インタビューズ 激闘の軌跡 2000-2019』著者・石田雄太インタビュー

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新天皇・雅子皇后の素顔「野球談議にびっくり」――王貞治【全文公開】

新天皇・雅子皇后の素顔「野球談議にびっくり」――王貞治【全文公開】

陛下はお酒、雅子さまは生き物が大好き。ご出産秘話から御所の中の私生活まで……新天皇・皇后おふたりに接した人々が素顔を明かす。 文・王 貞治(福岡ソフトバンクホークス会長)  両陛下には今から10年ほど前、東京ドームで行われた第2回ワールド・ベースボール・クラシック第1ラウンド、日本対中国の開幕戦にお越しいただいたことがあります。日本代表監督の相談役だった私は、観戦に訪れた皇太子さま(当時)と雅子さまのご説明役を任されました。  試合前に始球式の大役もあったのですが、両殿

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ダルビッシュ有「僕は日本へ提言を続ける」

ダルビッシュ有「僕は日本へ提言を続ける」

シェンロンが1つ願いこと叶えてあげるって言ってきたら迷いなくこのコーナーを消してくださいと言う――。張本勲の名物コーナーについて、ダルビッシュはツイッターにこう投稿した。なぜ彼は発信を続けるのか。その心の内は?/文・鈴木忠平(ライター)

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