文藝春秋digital

『破局』遠野遥さん「King Gnuと夏目漱石」|芥川賞・受賞者インタビュー

受賞のことば 遠野遥    時々、自分の実力を超えた文章が書ける。「破局」で言えば、主人公が彼女と北海道に行き、一本の傘にふたりで入る、入らないのやりとりをするシーン。特別なことは何も起こっておらず、あまり関心を持たれない場面かもしれない。が、私はこれを書くことができ、此度の受賞に…