9月16日に召集される臨時国会で、菅義偉氏が第99代内閣総理大臣に選出される。座右の銘は〈意志あれば道あり〉。「国民の食い扶持を必ず作ることが私の仕事」と語る新総理は、どのような国を作っていきたいのか。ウィズコロナ、ポストコロナ時代の日本再生に向けた「政権構想」を明かした。 菅氏 「…
石破茂自民党元幹事長にとって、今回の総裁選は4度目の挑戦となる。“ポスト安倍”を問う世論調査では常にトップに名前が挙がっていたが、土壇場で出馬を決めた菅義偉官房長官を前に劣勢に立たされている。石破氏は、党執行部が「簡易総裁選」を決定したことに失望の色を隠さない。 「簡易総裁選」は…
9月14日投開票の自民党総裁選が正念場を迎えている。かねてから「次の総裁選に出る」と明言し、一時は「禅譲路線」とまで言われた岸田文雄政調会長だが、今回は苦戦を強いられている。「茨の道」を進むことになった岸田氏が貫く信念とは——。 総裁選は究極の権力闘争 「乱世のリーダーは岸田じゃな…
安倍晋三総裁の任期は残り2年。次期総理の座をかけた熾烈な戦いが始まった。今回インタビューをしたのは、河野太郎防衛相、茂木敏充外相、岸田文雄自民党政調会長、加藤勝信厚労相、野田聖子元総務相、そして石破茂元幹事長。勝利するのは誰になるのか――/聞き手・田﨑史郎(政治ジャーナリスト)
9月の内閣改造で外務大臣に抜擢された茂木敏充氏。経済再生大臣として日米貿易交渉をまとめあげ、トランプ大統領から「日本のネゴシエイターはタフだ」と評価された。
「ポスト安倍」で必ず名前が挙がるのが、岸田文雄・自民党政調会長だ。外務大臣時代には「日韓慰安婦合意」を実現させた実績を持つ。自身の長所は、「人の話をじっくりと聞けること」だという。
1億総活躍相大臣、働き方改革大臣、そして現在は2度目の厚生労働大臣として、安倍政権を発足以来支えてきた加藤勝信氏。元大蔵官僚で政策通だが、知名度はそこまで高くはない。どんな政治家なのか。
政界の女性活躍の象徴的存在なのが元総務大臣の野田聖子氏だ。安倍首相とは「当選同期」で、初入閣は37歳という若さだった(郵政大臣)。これまでの総裁選でも出馬を模索したが、「推薦人20人」というハードルを越えられず断念してきた。だが、今回は「集める自信はある」という。
ポスト安倍として常に世論調査上位に上がる石破茂元自民党幹事長。過去3度、総裁選に出馬している。安倍一強の中、唯一の“総理に物申せる大物”とも呼ぶべき石破氏は、最近、安倍政権の方針に批判を強めている。