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#政治

赤坂太郎「岸田vs.安倍『大宏池会』の暗闘」

麻生と岸田が目論む名門派閥の再興。安倍のイラつきは日々高まる。/文・赤坂太郎 「財政と中国」が2022年のキーワード昨年12月7日18時すぎ、首相の岸田文雄は丸紅会長の国分文也と東京・銀座の日本料理店「新ばし金田中」で向き合っていた。近隣が火事騒ぎで騒然とする中、会食は1時間余りに及んだ。岸田は米国が主導する国際的な石油備蓄の放出に呼応し、国家備蓄の初の放出に踏み切った経緯を説明。国家備蓄の数日分を入札で売却することも選択肢と伝え、国分の協力を求めた。国分は「財政赤字の米国

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霞が関コンフィデンシャル「チーム岸田、厚労省への苛立ち、総務省の匿名幹部…」

日本を動かすエリートたちの街、東京・霞が関。日々、官公庁を取材する記者たちが官僚の人事情報をどこよりも早くお届けする。 ★「チーム岸田」の結束力岸田文雄政権の発足から3カ月あまり。政権運営に安定感が出始めたが、最大の理由は官邸による内閣・党・霞が関に対する丁寧な根回しにある。 とりわけ木原誠二官房副長官と嶋田隆首相首席秘書官(昭和57年、旧通産省入省)が両輪となる「チーム岸田」の存在が大きい。 筆頭の嶋田氏のもとにあつまった首相秘書官は宇波弘貴(平成元年、旧大蔵省)、中

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福田達夫「安倍さんは尊敬しています」

福田家3代目がホンネで語った。/文・福田達夫(自民党総務会長) 福田氏 政治家になる気はカケラもなかった ――今回のアンケートの「5年後の総理にふさわしい政治家は?」という質問では、福田さんが圧倒的な1位でしたが、その結果を聞いてどのようなご感想ですか。 福田 何という無謀な企画をやるんですか(笑)。いきなり「5年後の総理に」と言われても、まったく実感が湧いてこないです。もちろん票を入れていただいたのは嬉しいですが、「ええ?」という驚きと、もう一つは「困ったなあ」という

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林芳正「同志を募り、手を挙げる」

「ポスト岸田」“本命”が明かす政権構想。/文・林芳正(外務大臣) 林氏 「イマジン」の演奏で国際会議デビュー ――2021年12月12日(日本時間)、外務大臣に就任されて初めてのG7の外相会議でジョン・レノンの「イマジン」をピアノで演奏され、個性的な国際会議デビューを果たされました。 林 そうですね(笑)。すこし前に、米国のブリンケン国務長官と電話会談をしていたのですが、彼もバンドでギターを弾いていることを聞いて、G7が開かれるリバプールでは音楽の話もしたいね、と話して

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次の総理、5年後の総理 政治記者123人が選んだ

文・本誌編集部 政権の真価を問われるのはこれから 岸田文雄首相の在職日数が、1月11日で100日を迎える。政権発足から100日は「ハネムーン期間」と呼ばれ、有権者もマスコミも「お手並み拝見」と好意的に見守ることから、高い支持率を示す傾向が高い。 しかし岸田政権発足時の支持率は56%で、菅前政権よりも約20%低い数字でスタートした。それでも昨年10月の衆院選で自民党は単独で絶対安定多数(261議席)を確保。その後も50%前後の支持率をキープしている。やはり真価を問われるのは

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岸田文雄総理緊急寄稿「新しい資本主義」

文・岸田文雄(内閣総理大臣) 岸田氏 1.今こそ資本主義のバージョンアップが必要私の提唱する新しい資本主義に対して、何を目指しているのか、明確にしてほしいといったご意見を少なからずいただきます。 この寄稿では、このような声にお答えすべく、私が目指す新しい資本主義のグランドデザインについて、お話をしたいと思います。 私たちは、資本主義社会に生活しています。人類が生み出した資本主義は、市場を通じた効率的な資源配分と、市場の失敗がもたらす外部不経済、たとえば公害問題への対応

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「高市カード」は安倍の爆弾か? 赤坂太郎

茂木と林が台頭する中、自民党内の権力抗争は静かに変容している。/文;赤坂太郎 安倍の目前の席に座ることに 衆院選で絶対安定多数を確保した首相の岸田文雄。支持率は60%超、野党は四分五裂で、一見、順調に映る。だが、自民党の奥の院では、権力の屋台骨が変容する異音が不気味に響く。 「一気にここまで駆け上がってきましたねえ、林さん」 政治決戦での勝利の余韻も冷めやらぬ11月10日、衆院本会議場。議員席の最上段からは安倍晋三、麻生太郎、菅義偉ら首相経験者や長老が立法府の聖域を睥睨

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霞が関コンフィデンシャル〈官界インサイドレポート〉

日本を動かすエリートたちの街、東京・霞が関。日々、官公庁を取材する記者たちが官僚の人事情報をどこよりも早くお届けする。 ★財務省本流の「抵抗」総選挙を乗り切り、意気上がる自民党で、財政政策をめぐる動きが活発になってきた。 筋金入りの財政再建論者である矢野康治財務事務次官(昭和60年、旧大蔵省入省)のバラマキ批判に、最も鋭く反応したのが安倍晋三元首相や高市早苗政調会長を中心とする面々だ。党内に「財政政策検討本部」を設置し、財務省との対決姿勢を打ち出した。 身動きが取れない

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霞が関コンフィデンシャル〈官界インサイドレポート〉

日本を動かすエリートたちの街、東京・霞が関。日々、官公庁を取材する記者たちが官僚の人事情報をどこよりも早くお届けする。 ★警察出身者への期待官邸の事務方トップである官房副長官が杉田和博氏(昭和41年、警察庁入庁)から栗生俊一氏(56年)に交代して1カ月以上が過ぎた。栗生氏は、警察庁で各省庁との折衝を担う官房長を務めた後、長官に上りつめた。その経歴は田中角栄内閣の副長官でカミソリの異名をとった後藤田正晴氏(13年、内務省)を彷彿とさせるが、内閣発足直後に解散総選挙となり、官邸

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国の借金はまだまだできる アベノミクス生みの親 浜田宏一 「矢野論文」大論争!①

「GDP比1000%でも大丈夫です」。/文・浜田宏一(イェール大学名誉教授) 浜田氏 矢野論文の「3つの誤り」 財務省は、東大法学部出身者の多い役所らしく理屈をこねるのが上手な官庁です。私も内閣官房参与として官邸に行った際、彼らが政治家をうまく説得するようすを見てきました。矢野さんは一橋大学の経済学部ご卒業のようですが、あの論文には、法律家集団である財務省の性格がよく出ていると感じました。 「ショッピングや外食や旅行をしたくてうずうずしている消費者が多い」(だから国民は

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河野洋平「太郎は力がなかった」 聞き手・篠原文也

なぜ国民人気圧倒的1位でも負けたのか?父の目から見た自民党総裁選の反省点/河野洋平(衆議院議員)、聞き手・篠原文也(政治解説者) 河野氏(左)と篠原氏(右) 自民党総裁の「振り子の原理」 ――衆院選後も岸田文雄政権が続く前提で今日はお聞きします。30年ぶりの宏池会政権が発足しました。岸田さんは宏池会の後輩ですし、幹事長の甘利明さんは、洋平さんが「腐敗との決別」を掲げて立党した新自由クラブ育ち。この現状をどうご覧になりますか? 河野 まず宏池会政権が30年ぶりといっても、

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岸田総理に「聞く力」を聞く 「嫌いな政治家は?」「いっぱいいますよ」 阿川佐和子

岸田文雄(内閣総理大臣)、聞き手・阿川佐和子(作家・エッセイスト) 「自分の持ち味は聞く力」阿川 お久しぶりです。 岸田 5年前の対談(『週刊文春』2016年2月18日号「阿川佐和子のこの人に会いたい」)以来ですね。 阿川 テレビで拝見して、おや、目が充血してるぞって思う時もありますが、お疲れではないですか? 岸田 大丈夫です。元気にやっております。 阿川 まずは御礼を申し上げようと思って。私は2012年に『聞く力』という本を出したんですが、岸田さんが総裁選の時に「

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岸田文雄「負の遺産」の相続人 後藤謙次

安倍・麻生そして二階による「院政」を断ち切れるか。/文・後藤謙次(政治ジャーナリスト) 後藤氏 ブレたことは痛恨事自民党総裁選を取材して日本政治の劣化を改めて痛感させられました。事実上の総理大臣を決める選挙ですから、前政権の検証から始めるのが本来の道理です。つまり、約9年続いた安倍・菅政治を無批判に引き継ぐのか。森友・加計学園、桜を見る会の問題、河井案里買収事件などを解明し、権力の私物化を正すのか。4人の候補者は進んで明らかにすべきだし、メディアも強く問い質すべきでした。

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「河野家三代」の血脈 一郎、洋平に続き総理になり損ねた太郎 篠原文也

文・篠原文也 (政治解説者) 篠原氏 政治記者として河野家と交流 河野太郎はあっけなく失速した。 「ポスト菅」を決める今回の自民党総裁選で「自民党を変え、政治を変える」とのスローガンで国民的人気を博し、「次期首相にふさわしい政治家」の世論調査では5割近い支持を集めていた。しかし、決選投票で岸田文雄に大差で敗れた。 祖父・一郎、父・洋平が果たせなかった河野家三代の“悲願”を、一身に背負ってきた太郎。彼もまた、その宿命に抗うことはできないのか――50年近くにわたり、政治記

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