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第52回「大宅壮一ノンフィクション賞」発表&選評

第52回「大宅壮一ノンフィクション賞」発表&選評

〈受賞作〉『女帝 小池百合子』 文藝春秋刊 石井妙子(いしいたえこ)  正賞 百万円 副賞 日本航空提供の国際線往復航空券 公益財団法人 日本文学振興会 選考経過第52回大宅壮一ノンフィクション賞選考委員会は5月13日に都内で開催されました。梯久美子、後藤正治、佐藤優、森健の四選考委員が出席(出口治明委員は欠席)し、討議の末、頭書のとおり受賞作が決定いたしました。 なお、受賞作以外の候補は以下の4作です。 片山夏子『ふくしま原発作業員日誌 イチエフの真実、9年間の 記

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ノーベル文学賞 女性詩人の言葉|鴻巣友季子

ノーベル文学賞 女性詩人の言葉|鴻巣友季子

文・鴻巣友季子(翻訳家・文芸評論家) 今年のノーベル文学賞は、米国の女性詩人ルイーズ・グリュック氏に授与された。 わたしは同賞の「受賞者解説待機要員」として、四半世紀にわたって毎年賞の行方を見届けてきた。ゼロ年代の半ばごろから、村上春樹が「候補」にあがっているという噂が出回り、賞自体が一気に注目されるようになった。 ルイーズ・グリュック(本国での発音はグリックに近いようだ)は、1943年、ニューヨーク市ロングアイランド生まれ。父方の祖父母はハンガリー系ユダヤ人で、父が生

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