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#中条省平

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5月31日、「文藝春秋digital」はクローズいたします。 これまで「文藝春秋digital」をご愛読いただきまして、誠にありがとうございました。 先にもお知らせした通り、月刊文藝春秋のサブスクリプションは「文藝春秋 電子版」に一本化します。これまで「文藝春秋digital」をご愛読いただいた皆さまには、突然のお知らせになったことを、改めてお詫び申し上げます。 「文藝春秋digital」のサービスが終了しますと、6月から皆さまに最新記事をお届けできなくなってしまいます

カミュ「ペスト」は教えてくれる。“疫病という不条理”に反抗する最後の方法を

新型コロナウイルスが猛威をふるう中、ある本が世界的ベストセラーになっている。1947年にアルベール・カミュが発表した小説「ペスト」だ。なぜ今、「ペスト」が読まれているのか。フランス文学者で学習院大学文学部教授の中条省平氏が、この名著の真髄を語り尽くした。 中条氏 不条理の群像劇新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、フランスの作家アルベール・カミュが1947年に発表した長編小説『ペスト』が、日本のみならずイタリア、フランス、英国などでも読まれ、世界的なベストセラーになって