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父との距離感|杉山愛

父との距離感|杉山愛

著名人が父親との思い出を回顧します。今回の語り手は、杉山愛(元プロテニスプレーヤー)です。 父との距離感私は、母よりも父に似ている。 母は発想や行動が柔軟なタイプで、新しいこともすぐにキャッチアップして自分のものにしてしまう人だ。常に前へ前へ行こうという、大きなエネルギーに満ち溢れている。一方の父は真面目にコツコツと頑張るタイプ。現在は引退しているが、父は歯科医だった。自身の歯科医院を開業後も専門知識の勉強を絶やさず、医師向けの講習を受けにいったりしていた。常に自分を磨い

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父との距離感|壇蜜

父との距離感|壇蜜

著名人が父親との思い出を回顧します。今回の語り手は、壇蜜さん(タレント・女優)です。 父との距離感 先日、亭主の清野さんと眼鏡を新調しに行った。眼鏡店で検査やフィッティングを行い、最終的に決めた眼鏡をかけて亭主にみせたら、彼はくすくすと笑った。どうしたのかと聞くと、「お父さんが見えるよ」と言った。つまり、眼鏡姿の私に我が父の面影を見たらしい。亭主と父は仲が良く、連絡も取り合うし飲みにも行く。酒の強い父にタジタジになりながらも、上手く関係を作っているようでありがたい。ちなみ

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父 中村哲のこと|中村秋子

父 中村哲のこと|中村秋子

文・中村秋子(ペシャワール会会員) 父がアフガニスタンで凶弾に倒れてから1年以上が経ちました。いつも危険を承知で行くのを送り出していたからでしょうか、事件を知ったときは「起きてほしくはなかったけど、お疲れさまでした」と冷静に受け止めました。 父をアフガニスタンまで迎えに行く機中で、父のことや10歳まで住んでいたパキスタン北西部ペシャワールのことを思い出していました。騒がしくて埃っぽく、全体的に黄土色のイメージでしたが、いつも晴天で活気がある街でした。自宅は父の勤務していた

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大塚久美子氏退任へ…大塚家具「父と娘」の1500日戦争

大塚久美子氏退任へ…大塚家具「父と娘」の1500日戦争

3期連続の大幅赤字、身売り報道……。経営をめぐる戦いに、誰が勝ち、誰が負けたのか?(文・磯山友幸/経済ジャーナリスト) <この記事のポイント> ●上場企業の経営問題が「家族の諍い」に置き換わることで、問題の大事な本質が見失われてしまった ●スキャンダルと後継者の退職、本業の環境悪化という三重苦の中で、久美子氏は社長に就任した ●父娘対立の末に社を追われた父・勝久氏と母・千代子氏は大塚家具への関心を失ったかのように保有株の売却を進め、多額の現金を得た 出典:「文藝春秋」20

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芦田多恵さんのオヤジの話。

芦田多恵さんのオヤジの話。

著名人が父親との思い出を回顧します。今回の語り手は、芦田多恵さん(ファッションデザイナー)です。 父のいたずら  父は、心を震わせるものに出逢うと人に伝えずにはいられなかった。 「5分でも良いから、今すぐ来て!」  何事かと思って行ってみると、そこには目を輝かせる父がいて、 「この絵は素晴らしい! 多恵はどう思う?」 「技術は一生懸命勉強すれば身につく。それよりも感性を磨け」という考えの人だったから、デザイナーとして技術を教えてもらったことは驚くほどない。そのぶん

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