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コロナ下で読んだ「わたしのベスト3」 生きることの不可思議さを想う|角幡唯介

このところ毎年のように冬から春にグリーンランド北部で長期間の探検旅行をしている。コロナ禍の今年もそれは変わらず、3月から5月まで2カ月近く犬橇で氷原を放浪していた。探検中は停滞時の暇つぶし用に文庫本を必ず何冊か持参するが、今回は古井由吉『辻』。非日常的な空間のなかで、日常的な人と人…

角幡唯介さんの「今月の必読書」…『地下世界をめぐる冒険 闇に隠された人類史』

光のない世界に託した人間の意外な姿 20年以上前に大学探検部の学生だった頃、洞窟好きの後輩が奇抜な計画書を出したことがあった。その後輩は心理学にも興味をもっており、洞窟の底の暗闇のなかで長時間過ごすことで自らの意識が如何に変容するのか知りたいというのである。変人といえば変人だが、本…

角幡唯介さんの「今月の必読書」…『アート・オブ・フリーダム』

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【全文公開】本多勝一の消えた著作 角幡唯介さんの「わたしのベスト3」

ノンフィクション作家・探検家の角幡唯介さんが、令和に読み継ぎたい名著3冊を紹介します。  以前、沢木耕太郎さんと対談したとき、意識する書き手の1人に本多勝一の名をあげていた。沢木さんの作風と結びつかず意外な気がしたが、もし本多勝一という人がいなかったら日本のノンフィクション作家は事…

角幡唯介さんの「今月の必読書」…『犬からみた人類史』