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両親の老老介護を撮った娘が父と語り合う母との日々。/信友直子(映画監督)×良則(父) 信友直子さん(右)と良則さん(左) ©2022「ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえり お母さん~」製作委員会 「これも運命よ」 『ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえり お母さん~』は、広島で暮らす両親の老老介護を娘の信友直子監督が撮り続けてきた映画だ。認知症となった母・文子さんのために、父・良則さんは98歳から筋トレを始めて世話するなど、前向きな家族の姿が深い感動を呼
文・はな(タレント・モデル) 子供の頃は、100円を片手に駄菓子屋に駆け込めば、買いたいものが全て手に入りました。すもも、ソースいか、あんず、スーパーボール。シルバー色にキラキラ輝く、100円玉。紙幣に描かれた聖徳太子よりも、伊藤博文よりも、誰よりも強い光を放ちながら、私が駄菓子屋を彷徨い続ける間、ギュッと握り締められていました。買い物が終わると、私の手の平はかすかに100円玉から移った金属の匂いが残り、当時は消毒せずにそのままお菓子を頬張っていたものです。100円玉に刻ま
9月14日投開票の自民党総裁選が正念場を迎えている。かねてから「次の総裁選に出る」と明言し、一時は「禅譲路線」とまで言われた岸田文雄政調会長だが、今回は苦戦を強いられている。「茨の道」を進むことになった岸田氏が貫く信念とは——。 総裁選は究極の権力闘争 「乱世のリーダーは岸田じゃない」 最近、こんな言葉を耳にします。どうやら、きっかけは10万円の特別定額給付金を巡る話のようです。当初は政調会長の私が提案した「減収世帯への30万円給付」が決まりましたが、その後「全国民への一