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【追悼・半藤一利】半藤さんが悠仁さまに伝えた「空襲体験」|磯田道史

【追悼・半藤一利】半藤さんが悠仁さまに伝えた「空襲体験」|磯田道史

好奇心、現場力、記憶力─ハチ公を見に行った4歳の半藤少年にすでに“歴史探偵”としての才覚のすべてがあった。/文・磯田道史(国際日本文化研究センター准教授) <summary> ▶︎半藤さんが「歴史」に情熱を注いだ理由は「単に好きだから」「人間好き」という2つの“燃料”があったから ▶︎半藤さんは、自分で文を書いた空襲の恐ろしさを描いた絵本を持参して、秋篠宮悠仁殿下にわかりやすくお話をした ▶︎“知識”と違って“洞察”は、AIやビッグデータには担えない、人間にしかない「能力」

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皇室とパンデミック|磯田道史「感染症の日本史」

皇室とパンデミック|磯田道史「感染症の日本史」

国際日本文化研究センター准教授・磯田道史の「感染症の日本史」第6弾。100年前のスペインについては、江戸時代と比べるとはるかに精密な記録が残されている。今回、紹介するのは10代の皇太子であった昭和天皇や、弟宮の秩父宮、総理大臣・原敬のスペイン風邪感染から治癒までの経過である。 磯田氏 皇族の記録は詳細 100年前のスペイン風邪に、皇族や政治家が、どのように感染していったのか? 今号では、それを見ていきます。この頃になると、江戸時代よりも、はるかに精密な記録が残されています

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“江戸の名君”上杉鷹山の「生活・医療支援」|磯田道史「感染症の日本史」

“江戸の名君”上杉鷹山の「生活・医療支援」|磯田道史「感染症の日本史」

国際日本文化研究センター准教授・磯田道史の「感染症の日本史」第5弾。江戸時代のの「自粛」や「隔離」も、多大な経済的負担を伴った。そんな中、為政者たちはどんな手を打ったのだろうか。今回、紹介するのは「名君」と呼ばれた米沢藩・上杉鷹山の患者支援策である。 磯田氏 強毒化の余地を与えるな収束に向かっているように見えた新型コロナの流行が、ぶり返し、感染者が再び、増える傾向にあります。本連載では、初回から、歴史の教訓として「第2波・第3波の可能性」を警告しましたが、現実となり、残念

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感冒が流行した1820年に“時短営業”も“定額給付金”もあった|磯田道史

感冒が流行した1820年に“時短営業”も“定額給付金”もあった|磯田道史

国際日本文化研究センター准教授・磯田道史の「感染症の日本史」第4弾。新型コロナで最も参考になるのは100年前のスペイン風邪だ。しかし今回はもう少し前、江戸時代の古文書の世界へ。滝沢馬琴が詳細に記録した200年前の「感冒」の大流行から見えてくるものとは? 磯田氏 江戸時代に「感冒」が大流行我々は、いまなお新型コロナのパンデミックのただ中にいます。 第1波の峠は越えましたが、ウイルスのRNAは国内で宿主を渡り歩いています。今は人間行動・気候・ウイルス感染力の三者間の微妙な釣

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磯田道史「感染症の日本史」——「世界一の衛生観念」の源流を辿る

磯田道史「感染症の日本史」——「世界一の衛生観念」の源流を辿る

歴史家・磯田道史の「感染症の日本史」第3弾! 日本人は、世界でも類を見ないほどの衛生観念を持つ民族といわれる。実は、歴史を紐解くと、日本人と「疫病神」との間に、ある不思議な関係があった。/文・磯田道史(国際日本文化研究センター准教授) 磯田氏 『日本書紀』に記された疫病実は、この国の天皇の王権も、伊勢の祭祀も、はじまりは疫病であった。今日(こんにち)、この国の人々は高い衛生観念をもつ。今回、新型コロナの波を乗り切るにあたっても、その力が大きかった。この不思議な国民の衛生コ

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磯田道史「続・感染症の日本史」  新型コロナ“第2波”は秋冬にやってくる

磯田道史「続・感染症の日本史」  新型コロナ“第2波”は秋冬にやってくる

これまで終息しなかったパンデミックは存在しない。われわれがやるべきことは、歴史がすでに答えを出している。それをもとに、終息までのロードマップを描くべきだ。/文・磯田道史(国際日本文化研究センター准教授) 磯田氏 第1波がいつまで続くか新型コロナの流行は、今後どうなるのか。歴史の経験から“終息までのロードマップ”のイメージを考えるのは、無駄ではありません。“新型=未知のウイルス”である以上、完全な予測は不可能ですが、過去の感染症の歴史は、やはり参考になります。 本稿執筆時

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「感染症の日本史」~答えは歴史の中にある|磯田道史“誌上特別講義”

「感染症の日本史」~答えは歴史の中にある|磯田道史“誌上特別講義”

新型コロナウイルスをめぐる事態は、日々刻々と変わっている。だからこそ、今は「文明の歴史」という視点から物事を大観するべきだ。歴史を紐解けばわかる。人類の敵は人類ではない。ウイルスだ。/文・磯田道史(国際日本文化研究センター准教授) 磯田氏 3つの危機今回の新型コロナウイルスは、流行のスピードがあまりに速く、日々刻々と事態が変わります。しかしだからこそ、新事態から、一歩引いて、「文明の歴史」といった視点から物事を大観する必要もあります。 私自身、国内の感染症の古文書をみて

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“江戸時代のイメージを塗り替えた男”速水融を歴史家・磯田道史が語る。

“江戸時代のイメージを塗り替えた男”速水融を歴史家・磯田道史が語る。

昨年12月4日に90歳で逝去した速水融さんは、日本に「歴史人口学」を導入した人物だ。歴史家・磯田道史さんは彼を師と仰ぐ。映画化されたことでも知られる著書『武士の家計簿』は、速水さんの手法に倣ったものだという。そんな磯田さんが、速水さんとの思い出を振り返る。/文・磯田道史(国際日本文化研究センター准教授) 高校時代に訪れた大学図書館 速水融(あきら)先生との出会いがなければ、私の学問人生はありませんでした。私の歴史家としての方向性を決める上で、最も影響を受けた人物です。  

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上皇から天皇に継承された宝物リストが初公開! 磯田道史ら専門家が天皇家「御由緒物」を鑑定した

上皇から天皇に継承された宝物リストが初公開! 磯田道史ら専門家が天皇家「御由緒物」を鑑定した

文藝春秋編集部が宮内庁に「天皇が上皇から受け継がれたもの」のリストを閲覧請求。すると、約580点が公開された。その「天皇家の家宝」を磯田道史さんと大熊敏之さんが鑑定することに!天皇家が126代にわたり大切にしてきたものとは――。/磯田道史(国際日本文化研究センター准教授)×大熊敏之(日本大学芸術学部教授)

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