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#三浦しをん

ゆびさきに魔法⑦ 三浦しをん

【前号まで】 月島美佐は、富士見商店街にある二軒長屋でネイルサロン「月と星」を営んでいる。頼もしい相棒の大沢星絵を得て、さまざまなお客にネイルを施す日々だ。大学入学を控えた息子を持つ常連客、篠原の施術をしながら、三人の話題は、誰もが気軽に訪れられるサロンに及んだ。 ★前回を読む。 ★最初から読む。

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三浦しをん「ゆびさきに魔法」⑥

【前号まで】 月島美佐は、富士見商店街にある二軒長屋でネイルサロン「月と星」を営んでいる。ネイル愛溢れる大沢星絵という相棒を得たことで人手不足も解消され、ひとまず安堵した。ネイリスト経験者の大沢は、熱心なうえに腕もたしかで、だんだんとお客を任せられるようになっている。 ★前回を読む。 ★最初から読む。

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三浦しをん「ゆびさきに魔法」⑤

【前号まで】 月島美佐は、富士見商店街にある二軒長屋でネイルサロン「月と星」を営んでいる。ある日履歴書を持って飛び込んできた大沢星絵を、面接と実技試験のうえ採用することに決めた。実技を終えた大沢は、月島を隣の居酒屋「あと一杯」へ誘い、2人は歓迎会の真っ最中である。 ★前回を読む。 ★最初から読む。

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三浦しをん「ゆびさきに魔法」④

【前号まで】 月島美佐は、富士見商店街でネイルサロン「月と星」を営んでいる。ある日、隣の居酒屋「あと一杯」の常連客、大沢星絵が履歴書を持ってやって来た。ネイリスト経験のある彼女のネイル愛と熱意を頼もしく思った月島は、ひそかに採用を心に決めながら、実技試験を続けている。 ★前回を読む。 ★最初から読む。

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新連載小説 三浦しをん「ゆびさきに魔法」(3)

【前号まで】 月島美佐は、富士見商店街にある二軒長屋でネイルサロン「月と星」を営んでいる。ある日、隣の居酒屋の大将の巻き爪処置をすることになった。その場に付き添った居酒屋の常連客大沢星絵は、サロンの様子を見て、ネイリストとして採用面接を受けることを決めたのだった。 ★前回を読む。 ★最初から読む。

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【新連載】ゆびさきに魔法#2|三浦しをん

【前号まで】 月島美佐は、富士見商店街にある二軒長屋でネイルサロン「月と星」を営んでいる。ある日、長屋のお隣さんの居酒屋「あと一杯」の大将である松永が、通りで若い女性と揉み合っていた。月島は、巻き爪で足を痛めながら医者を嫌がる松永の爪を、サロンで処置することになる。 ★前回を読む。

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【新連載】ゆびさきに魔法#1|三浦しをん

「ではまた三週間後にお待ちしております。ありがとうございました」  月島美佐は、その日最後の客を店の戸口まで出て見送った。ついでに、戸口の横に置いてある郵便受けがわりの木箱を開ける。駅向こうにできた新築マンションのチラシが入っていた。ファミリータイプ3LDK、五千四百万円から。対して月島はといえば、築年数五十五年、職住一体の二階建て長屋で暮らしている。一階の店舗と二階の住居部分を合わせてもお家賃十三万八千円で、周辺の相場からしても激安価格だ。こんなおんぼろ家屋の郵便受けにま

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