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原田マハさんの「今月の必読書」…『フランス革命の女たち〈新版〉激動の時代を生きた11人の物語』

「ベルばら」だけではない女性たちの革命私は10歳のとき、連載中の「ベルサイユのばら」を貪り読んでいた。フランス革命などわかるはずもない少女は、抗えない運命に巻き込まれて断頭台の露と消えた王妃マリー・アントワネットや、男装の麗人オスカルと彼女の従者アンドレの悲恋に、ただ胸をときめかせるばかりだった。50代になって「ベルばら」を読み返してみると、少女時代のときめきがそのまま蘇ると同時に、ようやく革命の意味を理解し、身分にかかわらず人生においてその人を支えるのは「愛」なのだと悟った

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