文藝春秋digital

コロナ下で読んだ「わたしのベスト3」 まな板の上から考える|中島岳志

多くの専門家が指摘しているように、コロナウイルス拡大の背景には、環境破壊の問題がある。行き過ぎた自然破壊によって、これまで接触機会のなかった動物に接近し、ウイルスが人間に引っ越ししているのだ。ウイルスにとって人間は、都合のいい乗り物である。人間は移動し、社交する。そのため自己増殖…

中島岳志さんの「今月の必読書」…『双葉山の邪宗門』

敗戦で「大義」を失った彼は、混乱に陥った 1947年1月、金沢に本拠地を据えた新興宗教団体「璽宇(じう)」に警察の強制捜査が入った。いわゆる璽光尊事件である。このとき多くの人が驚いたことがあった。教祖を守ろうとして警察の前に立ちはだかったのが、あの元横綱の双葉山だったのだ。 双葉山は1…

【全文公開】令和の時代を生きるために 中島岳志さんの「わたしのベスト3」

東京工業大学教授の中島岳志さんが、令和に読み継ぎたい名著3冊を紹介します。 『中動態の世界』は能動態(「する」)と受動態(「される」)という2元論に還元されない「中動態」という言語のあり方から、人間の行為の本質に迫る。私たちが「想いに耽る」とき、その「想い」は私の意志を超えて展開す…

中島岳志さんの「今月の必読書」…『この国の不寛容の果てに 相模原事件と私たちの時代…