文藝春秋digital

日本語探偵 【は】「発出」なる役所語 20世紀末から一般的に|飯間浩明

国語辞典編纂者の飯間浩明さんが“日本語のフシギ”を解き明かしていくコラムです。 【は】「発出」なる役所語 20世紀末から一般的に コロナ危機は2021年も続くようです。1月7日、1都3県を対象として2回目の緊急事態宣言が出され、さらに他の地域にも拡大されました。 政府や自治体は「緊急事態宣…

日本語探偵 【ぴ】「ぴえん」なる新語 日本語の伝統にかなう|飯間浩明

国語辞典編纂者の飯間浩明さんが“日本語のフシギ”を解き明かしていくコラムです。 【ぴ】「ぴえん」なる新語 日本語の伝統にかなう 毎年末、私を含む国語辞典の作り手が集まって「今年の新語」(三省堂主催)を選びます。その年あたりに特によく使われ、かつまた、今後の辞書に採録されてもおかし…

飯間浩明の日本語探偵 【し】「終息」か「収束」か自分の感覚で選んでOK

国語辞典編纂者の飯間浩明さんが“日本語のフシギ”を解き明かしていくコラムです。 【し】「終息」か「収束」か自分の感覚で選んでOK 2020年に深刻化した新型コロナウイルスの感染拡大は、しゅうそくの見通しが立ちません。と、この「しゅうそく」をどう書けばいいのか、ネットでは繰り返し疑問の声…

日本語探偵 【ふ】「フェイク」の功労者 トランプさんには感謝|飯間浩明

国語辞典編纂者の飯間浩明さんが“日本語のフシギ”を解き明かしていくコラムです。 【ふ】「フェイク」の功労者 トランプさんには感謝 米国のトランプ大統領は、つくづく皮肉な存在だったと思います。「アメリカを再び偉大な国に」を掲げて大統領に就任したのに、再選を賭けた大統領選では敗北の結…

飯間浩明の日本語探偵【し】「恣意的」ということば どう理解すればいいのか

国語辞典編纂者の飯間浩明さんが“日本語のフシギ”を解き明かしていくコラムです。 【し】「恣意的」ということば どう理解すればいいのか 検察庁法の改正案が議論されていた2020年5月、ネット上で「恣意的」ということばの検索頻度が急上昇しました。法案では、検察幹部の定年を、政府が認めた場…

飯間浩明の日本語探偵 【ひ】「誹謗」なき「批判」 識者さんお手本見せて

国語辞典編纂者の飯間浩明さんが“日本語のフシギ”を解き明かしていくコラムです。 【ひ】「誹謗」なき「批判」 識者さんお手本見せて 5月下旬に女子プロレスラーの木村花さんが亡くなったことは、ネット社会に衝撃を与えました。いわゆる恋愛リアリティー番組に出演中の言動について、彼女がネッ…

飯間浩明の日本語探偵【し】「車厘」何と読む?番組作る姿勢に感服

国語辞典編纂者の飯間浩明さんが“日本語のフシギ”を解き明かしていくコラムです。 【し】「車厘」何と読む?番組作る姿勢に感服 テレビ東京で7月13日、「サンドウィッチマンの脱落テスト!」というクイズ特番が放送されました。2チームに分かれて漢字の知識を競う内容です。私は監修とVTR解説を担…

日本語探偵 【ろ】「ロジハラ」が広まり正論が通らなくなる?|飯間浩明

国語辞典編纂者の飯間浩明さんが“日本語のフシギ”を解き明かしていくコラムです。 【ろ】「ロジハラ」が広まり正論が通らなくなる? 「ロジハラ」というハラスメントがあるという。ロジカルなハラスメント。ネットでは「正論を振りかざして相手を追いつめること」と説明されます。 もっとも、「正…

日本語探偵 【な】「なるほど」が失礼という困っちゃう意見|飯間浩明

国語辞典編纂者の飯間浩明さんが“日本語のフシギ”を解き明かしていくコラムです。 【な】「なるほど」が失礼という困っちゃう意見 NHKFMの松尾貴史(まつおたかし)さんの番組に出演、2時間近くにわたって日本語談義を楽しみました。その中で松尾さんから聞かれました。「『なるほど』という相づち…

飯間浩明の日本語探偵【こ】「暦の上」での秋が涼しくない理由とは

国語辞典編纂者の飯間浩明さんが“日本語のフシギ”を解き明かしていくコラムです。 【こ】「暦の上」での秋が涼しくない理由とは 東京の夏が年々暑くなる。ニュースでは「危険な暑さ」という表現が多くなりました。理由は地球温暖化と、都市のヒートアイランド現象なんだとか。 そんなわけで、8月7…