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パンデミックとわたし|矢野顕子

パンデミックとわたし|矢野顕子

文・矢野顕子(ミュージシャン) 6月15日はニューヨーク州にとって、特別な日になった。州民の70%が少なくとも1回のワクチン接種をすることによって、さまざまな制限が撤廃されたのです。パンデミックと宣せられてから最初の3ヶ月で20万3000人の市民が感染し、当初の死亡率は9.2%という恐ろしさでした(CDCのデータより)。 去年の日記を辿ってみると、わたしが最後に誰かと一緒にご飯を食べたのが3月8日。それ以降は、ずうっと1人。自分のご飯を自分のために作り自分だけで食べる毎日

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