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文藝春秋digital

月刊誌『文藝春秋』の特集記事を中心に配信。月額900円。(「文藝春秋digital」は2023年5月末に終了します。今後は、新規登録なら「月あたり450円から」の「文藝春秋 電子… もっと読む
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文藝春秋digital読者の皆さまへ、編集長より最後のお願い【「文藝春秋 電子版」1年無料プランは明日まで!】

明日5月31日、「文藝春秋digital」はクローズいたします。 これまで「文藝春秋digital」をご愛読いただきまして、誠にありがとうございました。 先にもお知らせした通り、月刊文藝春秋のサブスクリプションは「文藝春秋 電子版」に一本化します。これまで「文藝春秋digital」をご愛読いただいた皆さまには、突然のお知らせになったことを、改めてお詫び申し上げます。 「文藝春秋digital」のサービスが終了しますと、6月から皆さまに最新記事をお届けできなくなってしまい

オノ・ヨーコ ジョンと私は窓を開けた 加藤登紀子 100周年記念企画「100年の100人」

世界で最も有名な日本人と言えば、故ジョン・レノンの妻、オノ・ヨーコ(88)かもしれない。彼女との奇跡的な出会いを、歌手の加藤登紀子氏が語ってくれた。/文・加藤登紀子(シンガーソングライター) 加藤さん 1981年の夏、生まれ故郷ハルピンでコンサートを行いました。その直前にふと思い立ってヨーコさんに手紙を出したんです。過去の戦争で、日本は中国に大変な被害を与えた。世界平和の決意がなければ、中国で歌えない。日本と軍事同盟を結ぶ米国で、世界平和のために活動してきたお2人に敬意を

パンデミックとわたし|矢野顕子

文・矢野顕子(ミュージシャン) 6月15日はニューヨーク州にとって、特別な日になった。州民の70%が少なくとも1回のワクチン接種をすることによって、さまざまな制限が撤廃されたのです。パンデミックと宣せられてから最初の3ヶ月で20万3000人の市民が感染し、当初の死亡率は9.2%という恐ろしさでした(CDCのデータより)。 去年の日記を辿ってみると、わたしが最後に誰かと一緒にご飯を食べたのが3月8日。それ以降は、ずうっと1人。自分のご飯を自分のために作り自分だけで食べる毎日