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菅義偉政権が知らない「パージ」の近現代史|保阪正康

菅義偉政権が知らない「パージ」の近現代史|保阪正康

昭和史研究家の保阪正康が、日本の近現代が歩んだ150年を再検証。今回のテーマは「パージ」。歴史を振り返ると、政府に批判的な人物の追放には、ある方程式があった。/構成・栗原俊雄(毎日新聞記者) <この記事のポイント> ●日本学術会議の任命拒否の件は、近現代史を振り返ると、政府による「パージ(追放)」と位置付けるべき ●「滝川事件」「天皇機関説事件」という2つの事件を振り返ることで学ぶべきことがある ●政府が気に入らない人物を排除する場合には方程式がある。「権力者→扇動者→攻撃

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権力論——日本学術会議問題の本質はここにある

権力論——日本学術会議問題の本質はここにある

日本学術会議を巡る問題は、もはや当事者の当初の意図を離れ、収拾がつかなくなっている。複雑に絡み合った問題を解きほぐす。/文・佐藤優(作家・元外務省主任分析官) <この記事のポイント> ●「学問の自由に対する介入」という批判がなされているが、もともと菅政権にそこまでの意図はなかったのではないか。しかし、この諍いが続くことで「予言の自己成就」が起きてしまうかもしれない ●今回の“影の主役”は共産党。官邸の意図とは別に、発言力が増した「情報官僚」たちが“欲動”のままに動き、共産党

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