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『文藝春秋digital』2022年6月ラインナップ

■会員限定イベント●6月8日(水) ・新庄剛志「薬物使用」の過去 抜き打ち検査で「陽性」も、詳細は伏せられ、その年に引退―― 鷲田康(ジャーナリスト)+本誌取材班 ●6月10日(金) ・プーチンが最も殺したい男の告白 M・ホドルコフスキー(オリガルヒ・石油会社「ユコス」元代表)「ウクライナ侵攻は彼の個人的な動機から始まった」 ・「性暴力」私は負けなかった 卜田素代香(仮名)「暴行後『証拠が残るからシャワーを』と男が強いてきました」 ・新連載 外事警察秘録②「日本赤軍との闘い

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日本語探偵「ずば抜けて多い」は悪い場合にも使えるか? 飯間浩明

国語辞典編纂者の飯間浩明さんが“日本語のフシギ”を解き明かしていくコラムです。 【ず】「ずば抜けて多い」は悪い場合にも使えるか?テレビ局のウェブニュースで、ある県の新型コロナウイルス感染者が〈全国でずば抜けて多くなっています〉とありました。この表現は誤りでは、という質問をもらいました。「ずば抜ける」は、どの辞書でも「ほかよりずっと優れる」の意味になっているというのです。 なるほど、鋭い指摘です。たしかに「ずば抜ける」は、単独で「ずば抜けた成績」などと言えば、ほかと比べてい

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日本語探偵【お】「汚名挽回」の理屈 学問的にほぼ解明済み|飯間浩明

国語辞典編纂者の飯間浩明さんが“日本語のフシギ”を解き明かしていくコラムです。 【お】「汚名挽回」の理屈 学問的にほぼ解明済み「汚名挽回」は、世間でよく誤用扱いされることばの代表です。「『挽回』は取り戻すこと。『汚名挽回』では、汚名を再び取り戻すことになる。『名誉挽回』『汚名返上』と言うべきだ」というわけ。でも、これは濡れ衣です。「汚名挽回」はべつにおかしくありません。 このことは、ツイッターでも何度か述べたことがあります。すると、「飯間だけがネットで語っている珍説だ」な

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第165回芥川賞受賞者インタビュー 李琴峰「私をカテゴライズしないで」

息苦しい“枠”の外側を書き続けたい。/文・李琴峰(作家) 李さん 〈授賞のことば〉デビュー時に書いた「受賞のことば」を読み返すと、「不条理に押し付けられた人間としての生」とある。それがまさに私を縛りつけ、痛めつけ、踏み躙り、絶望の淵に突き落としては筆を握るようけしかけるものの正体と思えてならない。 言葉は生かしも殺しもするし、文学は希望にも絶望にもなる。絶望の淵にいる人にとって、文学は救いの一点の光であってほしい。出生から永眠まで、自分自身では到底どうしようもない多くの

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日本語探偵【コ】コロナカタカナ語メリットもあるんです|飯間浩明

国語辞典編纂者の飯間浩明さんが“日本語のフシギ”を解き明かしていくコラムです。 【コ】コロナカタカナ語メリットもあるんです2020年に突然「コロナ時代」が始まり、世の中が一変しました。ニュースに出てくる新語もわけのわからないカタカナ語ばかり。というわけで、人々の批判の矛先はことばにも向かいました。 私たち辞書関係者が毎年行うイベント「今年の新語」でも、この年、参加者から新語候補として大量のコロナ関連語が寄せられました。「ソーシャルディスタンス」「ステイホーム」「クラスター

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武田徹の新書時評|膠着語の新語・造語文化

評論家・専修大学教授の武田徹さんが、オススメの新書3冊を紹介します 膠着語の新語・造語文化 外国人力士が増えている相撲界で、難なく日本語を操るモンゴル勢の姿を見て不思議に感じたことはないだろうか。 英語のようにI、My、Meと格変化したり、単複でI、Weと単語自体が姿を変える(屈折させる)インド・ヨーロッパ語族の言語を「屈折語」と呼ぶ。それに対して「私」という単語はそのままに「は」「の」「に」「たち」と語尾をくっつける日本語のような言語は「膠着語」と呼ばれ、フィンランド、

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日本語探偵 【は】「発出」なる役所語 20世紀末から一般的に|飯間浩明

国語辞典編纂者の飯間浩明さんが“日本語のフシギ”を解き明かしていくコラムです。 【は】「発出」なる役所語 20世紀末から一般的にコロナ危機は2021年も続くようです。1月7日、1都3県を対象として2回目の緊急事態宣言が出され、さらに他の地域にも拡大されました。 政府や自治体は「緊急事態宣言を発出」と繰り返しました。この「発出」とは何かということが、しばしば話題に上るようになりました。 これが役所語であることは推測できます。ただ、昔はあまり使われず、私の携わる『三省堂国語

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日本語探偵 【ぴ】「ぴえん」なる新語 日本語の伝統にかなう|飯間浩明

国語辞典編纂者の飯間浩明さんが“日本語のフシギ”を解き明かしていくコラムです。 【ぴ】「ぴえん」なる新語 日本語の伝統にかなう毎年末、私を含む国語辞典の作り手が集まって「今年の新語」(三省堂主催)を選びます。その年あたりに特によく使われ、かつまた、今後の辞書に採録されてもおかしくないことばを選ぶ、というのがこのイベントの趣旨です。 2020年の大賞は「ぴえん」に決まりました。「テストの点が悪かった、ぴえん」などと、小声で泣く様子を表します。19年あたりからSNSなどで非常

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飯間浩明の日本語探偵【た】「多忙」は使えない?

国語辞典編纂者の飯間浩明さんが“日本語のフシギ”を解き明かしていくコラムです。

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