文藝春秋digital

緩やかすぎるロックダウン|辻仁成

文・辻仁成(作家) この原稿を書いている11月現在、フランスは、春に続く2度目のロックダウンの最中である。一応、12月1日までとなっているが、1日の感染者数が数万人に達しているので、多分、延長されるのではないか、と市民は戦々恐々としている。一方、完全ロックダウンとはいえ、第一次に比べる…

「今は我慢。経済は戦後復興で取り返す」フランスのコロナ対策から日本が学べること

欧州でどこよりも早く2度目のロックダウンに踏み切ったフランス。その決断の裏にある“思想”とは何だったのか——。フランス在住40年超のジャーナリスト・広岡裕児氏が読み解きます。 <この記事のポイント> ▶︎フランスでは、内政の責任者は首相。従って、マクロン大統領がコロナ陽性になっても国…

明るくて広い部屋|青山七恵

文・青山七恵(作家) 夏に引っ越すことにした。11年ぶりの引っ越しだ。今度の部屋はいまの部屋よりずいぶん広い。友人に間取り図を見せると、ひとりで住むには広すぎるという。さびしくなるかもよという。でも、いまよりもっと狭い部屋に住んでいたとき、いまよりわたしはさびしくなかったかというと…

静かな生活|原田マハ

文・原田マハ(作家) 5月11日、フランス全土に発出されていた「外出禁止令」が解除された。 3月、新型コロナウィルスの感染拡大の嵐が世界中に吹き荒れた結果、フランスのみならず、各国が都市封鎖=ロックダウンに踏み切ってからほぼ2ヶ月。フランスに先立って、ヨーロッパで最も深刻なコロナ禍に…

新天皇・雅子皇后の素顔「陛下のフランス愛」

陛下はお酒、雅子さまは生き物が大好き。ご出産秘話から御所の中の私生活まで……新天皇・皇后おふたりに接した人々が素顔を明かす。 文・オリビエ・メレリオ(前日仏経済交流委員会会長代行)