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#フランス

『文藝春秋digital』2022年6月ラインナップ

■会員限定イベント●6月8日(水) ・新庄剛志「薬物使用」の過去 抜き打ち検査で「陽性」も、詳細は伏せられ、その年に引退―― 鷲田康(ジャーナリスト)+本誌取材班 ●6月10日(金) ・プーチンが最も殺したい男の告白 M・ホドルコフスキー(オリガルヒ・石油会社「ユコス」元代表)「ウクライナ侵攻は彼の個人的な動機から始まった」 ・「性暴力」私は負けなかった 卜田素代香(仮名)「暴行後『証拠が残るからシャワーを』と男が強いてきました」 ・新連載 外事警察秘録②「日本赤軍との闘い

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新生 パリのリッツ 老舗ホテルが生まれ変わるとき

パリに来たら、金が無いのでない限り、リッツに泊まるべき——。文豪ヘミングウェイにそう言わしめたホテルが重厚な扉を開き、新たな歴史を刻み始めている。/文=加納雪乃、写真=高村佳園 Ritz Paris 昨年9月に誕生した「リッツ バー」は天空モチーフの幻想的な内装。星座がテーマで12星座をイメージしたカクテルが美味 Bonjour! パリきってのリュクスなスポット、ヴァンドーム広場に立地するリッツ パリ。広場に面した正面玄関に加え、滞在客やお忍びゲストが利用していた裏口

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フランスの教会「とどまる光」 小野祐次

フランスのロマネスク教会を巡る疫病に足止めされ、不安と不満が募り続ける今、30年以上パリに住む写真家がフランス全土を旅した。/文・写真=小野祐次 ノルマンディーのタオン村近く、ムエ渓谷に佇むサン゠ピエール教会。11世紀頃に創建された。屋根は木造で、壁が石造。小さな高窓から日差しが入り、厳かな雰囲気 ここには変わらない日々があるヨーロッパで撮影を続けながら、なぜかずっとロマネスクの教会に心惹かれていた。 教会は約2000年もの歴史を持ち様々な建築技術で造られてきたが、古い

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10

岸惠子 パンデミック・あれこれ

文・岸惠子(女優) 私はぼんやりとTVを見ていた。画面はカーリングのドイツ対日本の試合らしきものを映している。何十年も昔のスキー場が胸に疼く。雪国の冬空は真っ青に輝き、スキー日和なのに娘とわが夫はカーリングに興じていた。以来私はこの競技に関心を持てない。あの時から10日も経っているのに、私は呆けたようにTVを見続けている。 あの時というその時、フランスの空港からの娘の電話で心が凍えた。 「飛行機搭乗を拒否された! 3時間前に日本の国交省が全面的に日本入国を禁じたの!」

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18

夜啼き鳥の歌|小野正嗣

文・小野正嗣(小説家・仏文研究者) Kさんが亡くなってから6年になる。七回忌か。でも彼は日本の人ではなかった。 2005年の春、足かけ8年のフランス留学を終えて帰国した。そのうちの5年ほどは、パリから南に列車で1時間のオルレアンに暮らすエレーヌとクロードの夫妻の家での居候生活だった。 3階にある僕の部屋からは大きな中庭が見渡せた。フランスを発つ前日の早朝、開けた窓から薄闇を貫いて夜啼き鳥の声が聞こえてきた。驚きのあまり立ち尽くした。その美しい歌を耳にするのは初めてではな

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フランスのジェンダー・ギャップ|雨宮塔子

文・雨宮塔子(フリーキャスター) 先日、息子の生活指導の先生に会ってきた。息子はフランスの高校1年生。遅刻することが多く、点呼に間に合わないので欠席扱いになったり、先生によっては遅刻者は教室にさえ入れてもらえないため、必然的に欠席となる。届けのない欠席日数が多すぎると、面談の要請があったのだ。 息子の欠席扱いは、とくに昨年の12月に集中していた。私が年末の報道番組に出演するため、1カ月近く単身帰国していた時期だ。年末恒例のこの番組は6時間半に亘る生放送なのだけれど、事前に

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緩やかすぎるロックダウン|辻仁成

文・辻仁成(作家) この原稿を書いている11月現在、フランスは、春に続く2度目のロックダウンの最中である。一応、12月1日までとなっているが、1日の感染者数が数万人に達しているので、多分、延長されるのではないか、と市民は戦々恐々としている。一方、完全ロックダウンとはいえ、第一次に比べるとかなり緊張感のない緩いものになっている。カフェやレストラン、商店が営業停止状態にあるものの、一歩外出すれば、通りに緊迫感は無く、人々は外出許可証(消しゴムで消せば自由に書き換えられ、何度も外

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「今は我慢。経済は戦後復興で取り返す」フランスのコロナ対策から日本が学べること

欧州でどこよりも早く2度目のロックダウンに踏み切ったフランス。その決断の裏にある“思想”とは何だったのか——。フランス在住40年超のジャーナリスト・広岡裕児氏が読み解きます。 <この記事のポイント> ▶︎フランスでは、内政の責任者は首相。従って、マクロン大統領がコロナ陽性になっても国民の大半は“無関心”だった ▶︎フランスが2度目のロックダウンに踏み切った理由は「クリスマス商戦を助けるため」 ▶︎マクロン大統領は、新型コロナとの戦いを「保健衛生戦争」であると位置付けている

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9

明るくて広い部屋|青山七恵

文・青山七恵(作家) 夏に引っ越すことにした。11年ぶりの引っ越しだ。今度の部屋はいまの部屋よりずいぶん広い。友人に間取り図を見せると、ひとりで住むには広すぎるという。さびしくなるかもよという。でも、いまよりもっと狭い部屋に住んでいたとき、いまよりわたしはさびしくなかったかというと、そんなことはない。さびしいという気持ちが、ひとひとりが空間に占める割りあいに関係してくるというならば、棺桶のなかがいちばんさびしくないということになる。 これまでに暮らした住居でいちばん広かっ

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静かな生活|原田マハ

文・原田マハ(作家) 5月11日、フランス全土に発出されていた「外出禁止令」が解除された。 3月、新型コロナウィルスの感染拡大の嵐が世界中に吹き荒れた結果、フランスのみならず、各国が都市封鎖=ロックダウンに踏み切ってからほぼ2ヶ月。フランスに先立って、ヨーロッパで最も深刻なコロナ禍に見舞われたイタリアも、5月4日に外出規制緩和となった。スイス、オーストリア、ドイツ、スペイン……政府の号令一下、ドアを閉めて家の中に引きこもっていた人々は、ようやく施錠が解かれてほっと一息つい

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新天皇・雅子皇后の素顔「陛下のフランス愛」

陛下はお酒、雅子さまは生き物が大好き。ご出産秘話から御所の中の私生活まで……新天皇・皇后おふたりに接した人々が素顔を明かす。 文・オリビエ・メレリオ(前日仏経済交流委員会会長代行)

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